飲食店をネットで探すときに、目を通すことが多いお店のレビュー。もし辛口なコメントが寄せられていたら…? あるお店の対応が話題となっています。
『LAD BIBLE』など海外メディアが報じました。
■二つ星のレビュー、「値段」に疑問の声
話題となっているのは、イギリスのプレントンに店を構える「オクストン・バー&キッチン」。
同店で8ポンド(約1,500円)のフィッシュ・アンド・チップスを購入した客のデビー・デイビスさんは、店のレビューに「美味しかった」とコメントを残しつつ、その評価は二つ星。
理由として「素敵な料理、接客もとっても素晴らしいんだけど、値段の妥当性が私には理解できない。小さなフィッシュ・アンド・チップスで8ポンド?」と感想をつづりました。
これに対し店側は、価格見直しに関する要望は受け入れる姿勢を示しつつも、こんな回答も。
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■店側からの返信「どこから話せばいい?」
「OK、デビー、どこから話せばいい? その8ポンドのうち、意地悪な政府があなたから20%の消費税を徴収しているので、店側に残るのは6.6ポンド」。
「そのなかで新鮮な食材を買う必要がある。(魚の)ハドックの切り身1枚、そしてシェフにすべてを一から作ってもらいます」。
「(ハドックにつける)ビール衣、自家製タルタルソース、(豆料理の)マッシューピー、厚切りのチップス…も必要。ざっとワンプレートの材料費で約2.7ポンドだね」。
また店側は「これで残るのは約3.9ポンドだけど、厄介なことにシェフは給料を期待しているんだよ!」「加えて、“美味しい料理”はあなたの印象に残らないのかもしれないけど、料理を提供し、後片付けをしてくれる“素晴らしい”スタッフにも給料を支払う必要がある」と訴えます。
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■高評価が殺到「まさに明確な回答」の声
「光熱費だってそう。料理を作るのにはガスももちろん、照明も必要。営業費だって支払わないといけない」と続ける店側。
「もし残り3.9ポンドの妥当性が見出だせないのならば、実際にご自身の家庭で再現してみてください。政府が税金を徴収するまでそんなに時間はかからないと思います」と返信しました。
店側の返信には、一部ユーザーからは「これは営利目的のひどい行為。心があるなら無料でもやるべき」といったコメントも届きましたが、多くのユーザーは数百件以上の「いいね!」で意向に賛同。
また、あるユーザーからは「まさに明確な回答」といったコメントも寄せられています。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)