谷原章介、戦没者の遺骨収集活動に感銘 「生きた人間がそこにいた…」

お笑いコンビ・EXITの2人が、20年以上ボランティアで戦没者の遺骨掘り出しを行なっている夫婦の活動を取材。

谷原章介

16日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、沖縄で戦没者の遺骨収集ボランティアを行なっている夫婦に密着。

地中に眠っている遺骨を掘り起こしてDNA鑑定をした上で遺族の元に還す活動を追い、司会の谷原章介さんも亡くなった人々の生前の姿に思いを馳せていました。



■子供を含む12体の遺骨を発見

前日の15日は、78年目の終戦記念日。番組ではお笑いコンビ・EXITの2人が、20年以上ボランティアで遺骨の掘り出しを行なっている報道写真家の浜田哲二さんと、妻の律子さんを取材。

新聞記者だった哲二さんは、沖縄戦を取材した際に「君にもし心があるから骨の1片でも拾ってあげたらどうだ」と問いかけられたことで、ボランティアを開始。

3年前に糸満市で見つけた遺骨は、DNA鑑定の結果遠く離れた北海道の遺族の元に還すことができたそうです。また、2020年と2021年には子供を含む12体の遺骨を発見。4体からDNAが検出され、遺骨と遺族を結びつけるDNA鑑定を呼びかける活動を行なっています。



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■返還には遺族のDNA鑑定が必要

遺族の可能性がある多くの方がDNA鑑定を行うことで、身元が判明しやすくなるという遺骨返還。りんたろー。さんは「まずここを知ってもらうってことが大切かな」と、周知する必要性にも言及しています。

浜田さんは現代の若者に対し、「何百万人と死んだ犠牲の上に今この時代の平和がある、それを大切にしてほしい、それを自分たちの力で守ってほしい」「他力本願で国がやってくれる、誰かやってくれるじゃなくて、平和を自分たちの力で守るんだと考えてほしい」と呼びかけています。



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■谷原「生きた人間がそこにいた」

りんたろー。さんは、「平和ぼけじゃないですけど、他国で起こっている戦争は自分事とは思えない。それも、いつ自分の身に降りかかるか分からない、ちゃんとそういうことも自分事として考えなくちゃいけない」と思いを吐露。

スタジオの谷原さんも「やっぱり、亡くなった人数、数字ではなくて…ご自身で掘り返して遺骨を出す作業を見ると、血が通って感情があった生きた人間がそこにいたんだなと…」とのべ、「それをきちんと遺族の元に返してあげたいという活動は素晴らしいなぁと思います」と、浜田さん夫妻の活動を称えています。



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■心当たりがある人は「DNA鑑定を」

谷原さんは、「まだまだ戦後って終わってないんだな、まだまだこれからも最後の1人まできちんと遺骨を見つけるまでは終わることはない、そしてその後の平和を続けるための活動を行っていかなければならないと強く思いました」と、平和への祈りを表明。

現在も浜田さんは「遺骨に関しての情報提供や可能性があると思う方はDNA鑑定を受けてほしい」と訴えており、「厚生労働省も対応している」という情報をシェアしています。

★『厚生労働省』の戦没者遺骨に関する公式サイトはコチラ

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(文/fumumu編集部・星子

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