設定“オン”になってない? iPhoneの「位置情報サービス」には様々な罠が…
政府も不正アクセスの被害に。位置情報サービスの設定の再確認が必要です(iPhone版)。
今月4日、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の電子メール関連システムに不正アクセスの痕跡がみつかり、個人情報を含むメールデータの一部が外部に漏洩した可能性があると発表しました。
これを受けて、国際ジャーナリスト・山田敏弘さんが10日、自身のYouTubeチャンネル『スパイチャンネル』を更新。「自分たちのことからまず守っていかないと、国もやられちゃってるわけだから守ってくれない」と、スマホのセキュリティ意識を高める必要性を伝え、iPhoneの設定について解説しました。
■位置情報サービス「常時オンにするのはやめて」
今回は「入門編」として、iPhoneの位置情報サービスの設定にフォーカスを当てます。まずは、設定→プライバシーとセキュリティ→位置情報サービスを押すと「共有時」「使用中のみ」など、どのアプリに共有されているのかが一目でわかるようになっています。
「基本的には、全部オフにした上で必要なものだけ“使用中のみ”オンにしたほうがいい。常時オンにするのはやめてください」「フェイスブックなんかも、投稿するときや見た瞬間に位置情報が全部吸われるので、オフにしておいたほうがいい」と伝えました。
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■正確な位置情報「ピンポイントで情報を取られる」
また、“使用中のみ”で共有されているアプリ名を押すと「正確な位置情報」という項目もオンになっているか確認を。これについて山田さんは「これをオンにすると、本当にピンポイントで情報を取られるので、どこにいるのかバレる」。さらに、常に情報を漏らしていることになるため「かなりバッテリーも食います」と解説。
グーグルマップやタクシーアプリ・GOなど、どうしても位置情報を使わないといけない理由がある場合を除き「ほぼどれも、オンにしておく理由がない」といいます。
さらに「位置情報サービス」の下にある「位置情報の通知」を押すと、「位置情報の通知でマップを表示」との表示が。「これをオフにしてもマップは普通に使える。他のアプリで位置情報が必要な場合に、居場所が相手にわかる」とオフにすることを推奨しました。
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■「利用頻度が高い場所」項目をチェック
また、位置情報サービスの一番下にある「システムサービス」については「アプリで使った時に、そのアプリのなかに位置情報を記録していくやつ」と説明。「どこで使ったのかバレていく上に、これもバッテリーもかなり吸われるし、オフにしておいたほうがいい」と伝授。
また、システムサービスのなかには「利用頻度が高い場所」というものもありますが、山田さんが「よく行ってる場所が登録されている」と説明しているとおり、スタッフのiPhoneには“325件の記録”との表示が。
山田さんは「登録されているので、アプリや電話が『この人ここに来たことがある』と分かるので気をつけてほしい」と語りました。
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