金子恵美、日大会見での林理事長の言葉を疑問視 「まだこの期に及んで…」
日大アメフト部の部員が薬物使用の疑いで逮捕された事件。林真理子理事長らが会見を行い「空白に12日」についても説明。
9日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、日本大学アメリカンフットボール部の部員が大麻などを所持した疑いで逮捕された件について報道。
前日には小説家としても知られる林真理子理事長らが会見を行なっており、質疑応答の内容に元衆議院議員の金子恵美さんが疑問を呈しました。
■学生から大麻を吸ったと自己申告が
同大学のアメリカンフットボール部学生寮で大麻と覚醒剤成分を含む錠剤が見つかり、部員が逮捕された今回の事件。
8日の会見では、11月下旬に学生1名から指導陣に「大麻と思われるものを7月頃に吸った」という自己申告があったことも明かされました。
また、それに先駆けて10月には保護者より「寮内での大麻疑惑について調査してほしい」と匿名の情報提供が寄せられていたとのことです。
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■不審物発見から警察報告までの空白
上記の報告を受けて大学側は、7月6日に部の寮を調査して、植物片と錠剤を発見。しかし警察に報告したのは18日とされており、「空白の12日間」に注目が集まっています。
冒頭、深々と頭を下げて謝罪した林理事長ですが、部員が自己申告をしたことを林理事長らが知ったのは、8ヵ月後の今年の7月だったとのこと。
8月2日で行われた囲み会見で、理事長が「違法な薬物が見つかったとかそういうことは一切ございません」と発言したことに対しては、「ギリギリまで学生の潔白を信じたいという気持ちでいっぱい」と釈明しています。
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■すぐ報告しなかった理由「自首させたかった」
副学長は、すぐに報告をしなかった理由について、「不審物が違法薬物だと確証が取れず調査を終えて警察に相談しようと考えた」「大麻だったら自首させたかった」と説明しています。
上記の会見を受けて金子さんは、「やはり7月6日の調査というところでですね、調査と言ってもまず警察から連絡があった、警視庁が実態調査を依頼した上で、そこで何かが見つかったら、それは確証がもてなくても、何を置いてもまず警察に伝えるでしょう、と思いますし」「それが薬物と判明したら何か都合が悪いことがあったんではないかと疑われても正直仕方がないないと思うんですね」と、厳しい見解を示しています。
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■「危機管理能力の低さ」を指摘
続けて金子さんは、「(過去に)不祥事があったことを改革しているさなか、この組織がとった行動としては理解できないですし、感度の低さというんでしょうか、危機管理能力の低さを感じました」と考察。
会見の中で副学長が「自首させたかった」、林理事長も「学生のこと信じたかった」と話していることに関しても、「刑事事件になりかねない可能性のある事案で、まだこの期に及んでそんなことを言ってるのか、と。大学としては『学生を守る』ふりをして、やっぱり大学を守っている、組織を守ってると私は感じましたね」と私見をのべています。
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(文/fumumu編集部・星子)