『あさイチ』で“救助用浮き輪”の正しい使用方法を紹介 博多大吉「前じゃなくて後ろに…」

水難事故の際に役立つ救助用のリングブイの投げ方のポイントは「溺れている人の後ろに投げてロープを引っぱって調整」。

博多大吉

2日、朝の情報番組『あさイチ』(NHK)で、水難事故に見舞われた時のために覚えておきたい救助の知識を紹介。

意外に知られていない「救助用浮き輪」の投げ方についてもレクチャーして、司会の博多華丸・大吉の2人も救助の基本について再確認していました。



■「溺れている人の後ろ」に投げる

水辺のいたるところで見かけることがある、浮き輪にロープがついたような形の「リングブイ」。溺れている人を見かけたら無我夢中で投げてしまいそうですが、正しい使い方をしないとロープが絡まったり溺れている人に届かないことも。

基本としては「溺れている人の後ろに投げてロープを引っぱって位置を調整して、確実に相手に触れさせる」ことが重要。ついつい、溺れている人の目の前を目指して投げてしまいそうですが、後ろに届けば位置を調整することが可能になります。



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■大きい輪と小さい輪を手の上で交互に

また、ロープをスムーズかつ遠くに投げるためには準備が必要で、大きい輪と小さい輪を手の上で交互に作ると手の上で絡まないもよう。

溺れている人を前に焦る気持ちになりそうですが、ロープが絡んでしまって2回、3回と投げるよりも1回で確実に、ロープを絡ませないで投げることが重要。

ロープも一緒に飛んでしまっては引っ張ることができないので、「ロープの端を前に出した脚でしっかり踏んでおく」ことも意識するといいようです。

投げる時は、横投げではなく下投げにすることで遠くに飛ばしやすくなるそうで、あとは溺れている人の後ろに落とし、ロープを引っ張って手元に持っていきます。



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■顎をブイの上に乗せるよう即す

無事手元に届いたら「両手で持ってください」「顎をブイの上に乗せてください」という声かけも大事。顎が水に使ってしまうと、呼吸ができなくなるので顔を水面にだすことが大切です。

VTRを見たゲストのLiLiCoさんは「冷静にね、冷静になれないんですけどね。どっちもね。投げる側も助けてもらう側もパニクっていますからね」と感想をのべ、博多大吉さんは「前じゃなくて後ろに投げるっていうことを、覚えておくだけでも…」と、ポイントについて振り返りました。



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■ポリ袋やペットボトルに少し水を入れる

専門家によると、水の中に入って助けるのは最も危険な救助行為で、泳ぎが得意な人でもしがみつかれて溺れてしまうことも。

基本的には、①「浮いて待て」と声をかける、②119番通報、③浮くものを投げ入れる、という救助方法が推奨されており「浮くもの」としてはペットボトルや、ポリ袋、バケツ、クーラーボックスなどが使えるといいます。

ポリ袋やペットボトルを投げる際には「少しだけ水を入れる」と遠くまで投げやすくなるそうで、番組内で実際に水を入てれ膨らませて口を縛ったポリ袋を投げたところ格段に「飛びやすく」なっていることがわかりました。

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(文/fumumu編集部・星子

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