映画『バービー』巡る騒動に米映画関係者が苦言 「歴史認識がない」「失礼」

映画『バービー』米公式アカウントを巡る騒動に、ある映画プロデューサーが…。

バービー
(画像は『Barbie』ツイッター(現・X)より/©2023 WARNER BROS. ENT.)

原爆を連想させる投稿に好意的な反応を示したことで物議を醸している、映画『バービー』の米公式SNS。

日本公式SNSが謝罪のコメントを発表する事態となるなか、ある映画プロデューサーの投稿が注目を集めています。


■原爆軽視のファンアートに“好意的な反応”

現在ツイッター(現・X)上で「#No Barbenheimer(ノーバーベンハイマー)」と騒動になっている問題は、映画『バービー』の米公式アカウントが、同作品と原爆をかけあわせた複数のファンアートに“好意的な反応”を示したこと。

原爆を軽視した投稿を煽る行為に、ユーザーからは批判が殺到する事態となり、31日に日本の公式アカウントが謝罪コメントを発表しました。


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■「炎」や「きのこ雲」をネタにしたファンアート

本来この問題は、本作品と映画『オッペンハイマー(※「原爆の父」を題材にした内容)』の同日公開を受け発生した、“ネットミーム”と呼ばれる現象が発端。

海外のSNS上では「バービー」と「オッペンハイマー」をかけあわせた「#Barbenheimer(バーベンハイマー)」と称するハッシュタグが流行。

その結果「炎が広がる背景にバービーを肩に担ぐ恋人のケン」や「きのこ雲をバービーの髪型に見立てたもの」といった原爆を“ネタ”にしたとも受け取れる投稿が相次ぎました。


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■米映画関係者ジェフ・カッツ氏が反応

そしてなによりも今回問題視された事実は、一部ファンによる差別的な投稿に、米公式SNSが肯定的な反応を示したこと。

SNS上では「救いようがない」「悲しすぎて言葉にならない。残念だ」といった声が相次ぐなか、同日深夜、当事者に代わる謝罪コメントを発表した米映画プロデューサーのジェフ・カッツ氏が話題に。

カッツ氏は「このようなことが起こって大変申し訳ございません」と日本語で切り出し、「アメリカの若者は歴史認識がなく、他人の感情に対して失礼です」と投稿。

続きを読む ■日本語で想いを綴ったカッツ氏

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