ryuchellさんの訃報を受け 大空幸星氏、メディアの報じ方に訴え「人の命を奪う力がある」

訃報を受け、苦しい気持ちを抱えている人へ「物理的に離れてください」と呼びかけました。

12日、タレントのryuchellさんが渋谷区内のマンション一室で倒れているのが見つかり、まもなく死亡が確認されたことが報じられました。

同日の21時放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)では、同番組に多数出演していたryuchellさんの訃報を伝えました。


■平石アナ「受け止めきれずにいます」

アベプラ
(画像は『ABEMA Prime』より)

冒頭、テレビ朝日の平石直之アナウンサーは「ABEMA Primeにもご出演いただいてましたryuchellさんがお亡くなりになりました」と訃報を伝えます。

つづけて「アベプラレギュラーとして月に一度、この場でご一緒させていただけに、スタッフ共々大変驚いておりまして、このことを受け止めきれずにいます。大変残念です」とコメントしました。


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■大空幸星、報道に苦しさを覚える人へ呼びかけ

アベプラ
(画像は『ABEMA Prime』より)

そしてコメンテーターとして出演した起業家でNPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さんは「日頃からryuchellさんのことを見ていた視聴者の方々やファンの人たちは、きっと苦しい気持ちを抱えておられる方もいらっしゃると思う」と語り、テレビやネットやニュースを見ると苦しさを覚える人に「物理的に離れてください」と呼びかけ。

「同時にひとりにならないでほしい。物理的にではなく、友達に電話をする、家族のことを思い出すだけでもいいんです。どこかに繋がりがあるというのを保っていただきたい」と伝えます。

また、大空さんが理事長を務める「あなたのいばしょ」(24時間365日、年齢や性別を問わず誰でも無料・匿名で利用できるチャット相談窓口)について、相談員を増員していることを伝え、「そういったものを躊躇なく使っていただきたい」と述べました。


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■ガイドラインに反する報道に「今一度認識を」

つづけて、世界保健機関(WHO)による『自殺報道ガイドライン』について言及した大空さんは「この中には“やってはいけないこと”と“するべきこと”の2つが書いてあるんです。今回に限らずすでに“やってはいけない”ことをやっているメディアがたくさんある」「そして何が起こるかというと、自殺の連鎖が起こります」と説明。

さらに「情報源であるメディアというのは、ガイドラインに沿った報道をしていくこと。メディアは人の命を奪う力があるということを今一度認識をしなければいいけない」と語ります。

また、メディアだけでなく個人のSNSについても「引用ツイート、いいねをひとつとっても、そういう情報が連鎖を生んでしまう」「センセーショナルな報道を拡散することを控えてほしい」「苦しい気持ちを抱えておられる方に届いてしまうんです」と訴えました。


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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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