アプ活で会った真面目で素敵な言葉をくれる彼 帰り際に「言われた言葉」に興ざめ
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
カジュアルマッチングアプリを思いきって、もうやめよう。それしかない。このままだときっとずっと同じことを繰り返す。6割妻夫木聡くんにドタキャンされ、いよいよそう思いました。
本格的に恋愛しよう。カジュアルマッチングアプリを完全にアンインストール。結婚相談所とオーソドックスアプリに全集中…。
■そもそもの原因
何故、私こんなにカジュアルアプリにハマったんだっけ…。そうだ、私はカジュアル男たちを真剣交際させたかったんだ。このゲームを楽しもうと思ったんだ、「せっかく独身なんだから」と。
しかし結果は、変に執着して奇行までしてしまう始末。自分自身に引いたためカジュアルアプリをアンインストールしたものの…6割妻夫木聡くんからLINEが来るんじゃないかとまだ待ってしまっている。また検索癖も発症。「ドタキャン 男性心理」「ドタキャンされても脈ありな場合」検索してどうしたいんだろう。
一旦落ち着こう。こんなことになった原因はやはり「過去の恋愛」からくるものだと思います。今まで真剣交際はしてきたものの30半ばで結婚すると思ってた人に振られ大失恋、その後のグレーゾーンの交際、これらを払拭するかのどこくマッチングアプリをはじめました。
それだけじゃない。「男性なんて結局、最後は逃げる」「男性なんて結局、性欲だけじゃん」どこかでそんな風に思っていました。だから私は、男性たちに復讐するような気持ちでマッチングアプリをやりまくっていたように思います。こんなんじゃ真剣交際なんてできないのはわかっている。真実の愛は、まず自分の中に存在させるべき。トゥルーラブを手に入れる日は来るのか？
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■カジュアルをやってみて良かったこともある
カジュアルをやったことによるメリットもありました。
「とにかくイケメンと遊べる」：やはり彼らはカジュアルするほどの人種なので、イケメンの在籍数はわりと高めです。
「承認欲求が満たされる」：その瞬間は認められている気持ちになるので、それなりに自信がつきます。
「恋愛力が上がった気がする」：数々の男性とデートできるので、経験値が上がった気がします。
楽しみは一瞬だけですが、その楽しみのためにやることは悪いことではありません。また、アラフォーでこんなことやるもんじゃないという冷たい声もありましたが、私は逆だと思いました。
むしろアラフォーだからこそ冷静に見ることができ、変にハマったりすることはなく「ねぇ、付き合ってよ！ 彼女にしてよ！」というセリフをたたみかけ、どんどん地獄に落ちてゆく…ということはない。あ、私、ハマっちゃって奇行してました。ですが、もっと若いうちにやっていたらと思うと、それこそゾッとします。この年齢だから3ヶ月ほどで切り替えられたと、自覚しています。
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■久しぶりの結婚相談所はまるでスナック
今度こそ、結婚に繋がるような真剣な恋愛をしよう。結婚相談所アプリを開くとやっぱり安定の「まるで介護保険のパンフレット」。もはや、変わらないでいてくれる景色です。お見合い申請が来ていました。まただいぶ年上のかたから。私はただただ、いただいたものを受け入れていきました。ビデオデートで開催してゆきます。
彼「はじめまして」
私「はじめまして、よろしくお願いします」
彼「芸能人でいうと、どんな人がタイプですか？」
さっそくか…。この芸能人でいうと誰が好き？ 質問。まったくもって無意味な時間なのだが、話すことがないのだから仕方ない。年上のおじさま、岩城滉一さんと答える。逆に誰なんですか？ と聞くと、「まぁねぇ、みんなねぇ、綺麗ですよねぇ、えー誰だろう」。答えないのか。イラっ…としてはいけない。
「男なんてねぇ、みんな女の子好きですからねぇ」 ん？ 何だかおかしな雰囲気。「この前なんてねぇ、道歩いてたら女の子のスカートがフワッとしましてねぇ、そうしましたら、全員ですよ！ そこにいた男性全員！ 車を運転していた男も！ みんな見ましたからね、一斉に」。初回のデートで下ネタみたいなことは絶対に言わない方がいいのに、どうしたんだ？ 彼に最近何かあったのだろうか？
「どんな草食系男子でもね、見るんですよ！ 絶対！ それが男の本能ですよねぇ」。これ、結婚相談所？ まるでスナックアルバイトで何百と聞いてきた会話…。スカートがフワッとしたら男はみんな必ず見るを力説されて、ビデオデートが終わりました。
もう心が折れそうになります。でも、ここで負けたらカジュアルアプリをアンイストールした意味がありません。
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