アプ活で会った真面目で素敵な言葉をくれる彼 帰り際に「言われた言葉」に興ざめ

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

■真面目な人とのデート再開

オーソドックスアプリでもデートを入れていました。カジュアルやめてもデートしてくれる人がいることに感謝しよう。謙虚にいこう。オーソドックスアプリでマッチングした「プロフィール写真横顔だけ」の人は、三軒茶屋付近でレストランをランチタイムに予約してくれていました。

私は自分に誓ったことがあります。もう今後のデートの初回は「ランチのみ」にしたのです。カジュアルアプリを完全にやめたんだから健全なランチデートから自分を整えていこうと決めました。

おしゃれな三茶のレストランでした。「レストラン予約」…やはりこれをしてもらえると、幸せを感じます。お相手はすでに待っていてくれました。カジュアル男みたいなイケメンではないですが、ちゃんと働いている感じの会社員の人。いつものように、挨拶と仕事の話になりました。

すると…「あれ、あれですよね? 小出さんですよね?」 油断してると急に来る顔バレ。「いや、途中で気づいて。どっかで見たことあるなぁと思ってて、光栄です」。とても謙虚にお喋りしてくださいました。こっちまでありがたい気持ちになります。


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■天使のような言葉

「アプリに登録しなくたって出会いあるでしょう」「業界にはかっこいい人たちたくさんいるでしょう」 持ち上げてくださってるような。ありがとうございます。「全然ないです、しかも結婚相談所とか現実突きつけられますよ、年齢でかなりはじかれたり…」すると、こんなお言葉をいただきました。「そんなところにあなたの魅力がわかる人いないでしょ」。

…えっ? 「小出さんの魅力は、結婚相談所なんかじゃ伝わらないでしょ、そんなのやらなくていいですよ」。この時の私にとっては、まるで天使からのメッセージのようでした。救われました。あなたの魅力はそんなところじゃ伝わらない。こんな嬉しい言葉ありますか?

マッチングアプリをやっていると、みんな初回デートはどうしても自分を良く見せようとしますが、まずはそれでいいんじゃないかなと思います。相手を褒めて損することはないかなと。あと、今までのデートを振り返ると、謙虚な姿勢で取り組むとそれが男性に伝わるのか、良い言葉をいただけるような気がします。これは何事にもそうなのかもしれません。


■結局、みんなヤリモク?

ランチタイムが終わり、健全に帰ろうともう駅に向かいました。彼も同じ電車だったようで、乗り換えの駅まで隣に座って帰ることになりました。さっきまで対面でご飯食べていたときは気にならなかったのですが、隣に並ぶとなると変に意識してきます。何だか近い気がする。カジュアルなんかやるもんか、という圧を出してしまいそうになります。すると、彼は急に囁くように私にこう言いました。

「あの、僕、ヤリモクでもアプリ登録してますけどね…」。さっきまで天使のようなお言葉をくれていたのに、この人もカジュアルやってるんだと思うと一気に全身が冷めてくる。「そうですか…」と言い、降りる駅まで黙ってしまいました。もう私は、本当にカジュアルをやりたくない。カジュアルやっている人々が魅力的に感じなくなっていました。

お別れし、家に着いた途端、マッチングアプリをさらに整理しました、カジュアルっぽいやつは全てアンイストールしました、すると、少しスッキリ、まるで断捨離です。

それに、もう半分諦めてきました。ああ、私にはもういないんだな、運命の人なんて。遅かったかな、逃したかな。いつからこうなってしまったんだろう。でも私には夢も目標もあるし、もう恋愛なんていいんだ…。

この「諦める」ことが意外と良い方向にいく? やっぱりカジュアルマッチングアプリやめてよかったと思うような展開が…乞うご期待♪

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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