櫻井翔が『news zero』で語った言葉に、元テレビマン「恐れていたことが起こった」

「事態を収束させるための巧妙なミスリードのように感じた」と分析しました。

櫻井翔

元テレビマンで放送作家歴26年の長谷川良品さんが8日、自身のYouTubeチャンネルを更新。

5日放送の報道番組『news zero』(日本テレビ系)で、ジャニーズ問題に言及した嵐の櫻井翔さんについて取り上げ、「これこそが最も恐れていたこと」「報道の萎縮にも繋がる事態」と懸念を示しました。

【動画】「事態を収束させるための巧妙なミスリードのように感じた」と分析



■櫻井翔、はじめて言及

先月21日放送の『サンデーLIVE』(テレビ朝日系)で、キャスターを務める東山紀之さんの“生謝罪”を受け、「報道倫理違反に抵触してしまう可能性があるので、タレントをキャスターという立場に起用するのはふさわしくない」理由を語った長谷川さん。

今回は『news zero』ではじめてジャニーズ問題に言及した、嵐の櫻井翔さんについて取り上げました。

櫻井さんは、自身が所属している事務所であることや、被害者と見られうる立場であることから「コメントは難しいと考えていた」と告白。また、憶測で傷つく人がいることに懸念していることを説明し、事務所に対しては「プライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたかを調査してほしい」と、目に涙を浮かべ、言葉を詰まらせながら伝えています。



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■「懸念が再現されてしまった」

櫻井さんの様子に「正直、酷だと感じた。遅くなったとはいえ、今回苦しい胸のうちを明かされたことについては心をから敬意を表します」と話し、「一方で、その内容には正直、疑問も感じました」「前々から言及している通りの懸念が再現されてしまった。恐れていたことが起こった」とコメント。

櫻井さんのコメントは、局を超えて『めざましテレビ』(フジテレビ系)などでも報じられました。「涙を浮かべ」「声を詰まらせ」など、同情し寄り添う形で取り上げ、ネット上では「櫻井くん、かわいそう」との言葉で溢れました。

「これこそが、もっとも恐れていたこと」という長谷川さんは、「視聴者の感情を揺さぶることに長けたタレントキャスターによる、感情論でのニュースのコントロールと捉えられてもおかしくない」と説明しました。



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■キャスターに起用すべきではないと確信

「憶測で傷つく人がいる」とセカンドレイプの懸念を強く訴え、「ジャニーズ事務所は、話したくない人の口を無理矢理、開かせることなく…」と話した櫻井さん。

長谷川さんは、セカンドレイプ(二次被害)は「絶対に避けなければいけないことは言うまでもない」と前置きしつつ、「そもそも、ほとんどの国民も、話したくない人の口を無理矢理開かせるなんて望んでいない。二次被害的なことを免罪符のように持ち出し、論点をずらされると本質を見失う」「事態を収束させるための巧妙なミスリードのように感じた」と分析。「場合によっては、『これ以上、この問題に触れてはいけない』と報道の萎縮にも繋がる事態」と懸念を示します。

長谷川さんは、意図していないところでニュースを感情論でコントロールされてしまう恐れを説明し、「タレントをキャスターに起用すると、こういう問題が孕む」「タレントさんを報道番組やそれに準ずる情報ワイドショーのキャスターに起用すべきではないと確信」と意見を述べました。

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