Wi‐Fiルーターは「あの場所」に置いたらだめ? 速度低下につながる原因に
自宅の「あの場所」はルーター設置に不向きだった…。ある調査結果も話題に。
自宅における快適なインターネット利用のために、今や欠かせないものとなった「Wi-Fiルーター」。
じつは設置場所によって通信速度に影響があるそうで…。『The Sun』など海外メディアが報じました。
■「キッチン」に置くと通信速度が低下
イギリスの通信会社「ヴァージン・メディア」によると、通信速度の低下に悩む多くのユーザーが、間違った場所にWi-Fiルーターを設置しているといいます。その場所とは…「キッチン」。
原因として挙げられるのが、多くの家庭がキッチンで使用するであろう、冷蔵庫や電子レンジといった大型の家電製品に使われている金属部品。「金属」はWi-Fi電波を乱し、結果、通信速度を低下させるといいます。
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■買い替え時期が過ぎていないか確認も
改善には、ルーターをできるだけ高い位置、かつ直立状態で、そして電波を遮るものがないよう設置するのが重要とのこと。
また当メディアでは、設置場所の問題のほか、Wi-Fiルーターの買い替え時期が過ぎていないか確認することや、電波を強化するための「ブースター(中継器)」を導入することも、ひとつの案として提案しています。
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■「鏡」も通信速度を低下させる原因に
なお、この現象は「鏡」が通信速度を低下させる現象と同じなのだそう。
鏡も金属同様、Wi-Fi電波に悪影響を及ぼす可能性があり、とくに大きな壁掛けの鏡は、薄い金属でできていることが多く、ルーターに干渉し、結果、接続に影響を及ぼすといいます。
当メディアによると「ルーターを大きな鏡から少なくとも“1メートル以上”離して設置する必要がある」とのこと。
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■2,000人を対象にした調査では…
当メディアが過去に行なった、イギリス在住の男女2,000人を対象にした調査によると、多くの人が「ルーターの設置場所に適していないと分かりつつも、その場所に置いてしまっている」といいます。
調査結果によると、ルーターを「テレビの横や後ろ」に置いていると回答したユーザーのほか「床やベッドの下」に置いていると回答した人もいたよう。また、その多くが通信速度の改善のために模様替えも視野に入れているといいます。
速度が気になる場合は、ブースターを導入する前に、ルーターの寿命のほか、設置環境を一度確認してみると良いかもしれません。模様替え…は少々ハードルが高いですが、原因が見つかると対策の手立てが見つかるかも。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)