パパ活の沼にハマり愛人歴5年の女性 「夜のお店よりラク」と語るも「将来に恐怖しかない」

“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。

coco パパ活“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラム。

今回は、ひとりのパパから毎月20万円のお手当をもらっている、元ソープ嬢のYちゃんのお話。「パパ活は風俗より楽」と語るYちゃんの胸の内とはいかに。


■不倫で昼職を辞める

川崎のソープランドと池袋のヘルスで働いたことがあるというYちゃんは、北陸地方出身の36歳。大学進学のために上京し、卒業後は大手企業で受付の仕事をしていました。ところが28歳の時、職場で不倫の末、相手の奥さんにバレてしまい、退社することに。

「奥さんが受付まで来て、私のこと『この泥棒猫!』って罵ったんですよ。ものすごく恥ずかしかったけど、本当にこんなセリフ吐く人いるんだ、ってどこか冷静な自分もいましたね」と当時を振り返ります。「そのあとは派遣でいくつか職場を転々としたけど、なぜかお局様に嫌われることが多くて。人間関係に疲れて、風俗に辿り着きました」。

Yちゃんが言うには「風俗嬢は個人プレイヤー」だそうで、「個室待機の店なら他の女の子と顔合わせなくて済むし、快適」なのだとか。はじめての風俗がソープランドというのは、いきなりハードルが高そうな気もしますが「他の風俗は経験がないから、なんだか覚える仕事が多そうで。でも、エッチの経験はあるから、ソープの方が簡単なのかなって思ったんですよねぇ」と続けます。

1日平均3、4人の接客を続けていたYちゃん。「最初の頃は大丈夫だったんですけど、ローション仕込んでもだんだんアソコが痛くて体力的に無理になりました」と、半年くらいでソープはやめたそうです。


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■酔っ払い相手の風俗で病む

Yちゃんが川崎のソープランドを選んだのは、都内の吉原だと知り合いにバレそうだったから。「川崎なら知り合いに会うこともないだろうと思ったけど、やっぱり不安だったから、お金に余裕ができた段階で二重の手術受けたんです。結構雰囲気変わったから、これならバレないかなと思って、次は池袋のデリヘルに勤めました」。

受付時代の職場が青山だったこともあり、渋谷や恵比寿界隈は避けたかったYちゃん。「池袋ならあんまり知り合いも来ないかな? と思ったんですけど、酔っ払いが多くて、お客さんの質は良いとは言えなかったですね」と、当時を思い出してゲンナリ。

Yちゃんが働いていたソープランドは、いわゆる大衆店。お客さんが支払う総額が4万円5000円で、Yちゃんの手取りはひとり接客するごとに3万円だったといいます。「大衆店といってもどちらかというと高級店寄りのお店だったから、お客さんの質が良くて。みんな差し入れとかくれて優しかったんです。でも池袋は酔っ払った状態で誰でもいい、みたいな感じだから扱いも乱暴だし、指名も全然返ってこなくて」一生懸命接客しても努力が実らないので、虚しくて病んでしまったそうです。


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■月極20万円

お店を辞めようと、次の仕事を探していたYちゃんはある日、風俗系の求人サイトで『交際クラブ』という文字を発見しました。

「なんだろ? と思ってクリックしたら『愛人専門』『1回のデートで5万円以上』とか書いてあって。よくわからないから話を聞きに行ったら、合格っていわれて写真をスマホで撮られて、そのまま登録になりました」。

面接に行った翌日、さっそくクラブから連絡があり、男性からオファーが入ったと伝えられたそう。デリヘルが休みの日に男性とデートしたところ「月20万円で愛人になって欲しい」と言われたそうです。

「最初のうちは都度5万円で、ゴムもつけるし嫌がることはしないから、というので、まあ、別に生理的に無理な感じでもないからいっか、と思って」ホテルに行ったYちゃん。幸か不幸か気に入られ、そのまま月20万円契約の愛人稼業をはじめることに。


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■一生愛人かも

「1回5万円っていう単価も過去最高だったし、する内容も過激じゃないし受け身でいいんですよね。愛人になってもう5年経ちますけど、元々不倫ばっかりだったから、パパ活はやること変わらないのに普通の愛人よりも稼げるって感じで。住んでるところも彼が用意してくれて、その上で月20万だから」。

パパ活は風俗より楽で、ただの不倫よりオイシイと話すYちゃんですが「履歴書に職歴を書けない期間が長すぎて、もし、今後、パパに捨てられたらと思うと、就職できないだろう自分の将来に恐怖しかないです」と不安を漏らします。

「でも、もう5年も続いているし、彼は一生私のこと面倒見るって言ってるから、なんかもう一生愛人かも…とも思うんです」。

パパ活という沼にズブズブとハマって抜けられずにいるYちゃん。「年金も、最初の会社を辞めてからずっと払ってないから、さすがにこのままじゃヤバいと思って、まずはパートから仕事を再開しようと思ってるんです」と話す彼女が、就職できる日は来るのでしょうか…。

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(文/fumumu編集部・coco)

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