パパ活女子が増えた理由はホストの存在? 歌舞伎町ホストが女性を金づるにする手口

“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。

coco パパ活

“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラム。

“いただき女子”など、男性からお金を巻き上げるイメージの方が強いパパ活女子ですが、なかにはホスト通いの費用を稼ぐために援助交際をしている女性も多いと聞きます。一体なぜ、彼女たちはホストにハマってしまったのでしょうか?

現役ホストに話を聞いてみると、そこには女性をパパ活に落とし込むホストの魔の手口が見えてきました。


■ホストクラブの『初回』

今回話を聞いたのは、歌舞伎町にある某ホストクラブのB君(27歳)。歌舞伎町には300軒以上のホストクラブがあり、日本ホスト界の総本山と呼ばれています。「初心者は大体、キャッチ経由で店に来るか、ホストクラブのポータルサイトで『初回割引特典』ページに掲載されているお店の中から選んで遊びに来る」と教えてくれるB君。

ホストクラブには、いわゆる『初回』と呼ばれるシステムがあり、そのお店に初めて行く場合、お店によって料金設定など異なりますが、初回は1〜2時間で1〜3,000円で飲み放題になるのです。

『H』は、初回60分1000円のお店。席に案内されると、新人ホストからベテランホストの順番で入れ替わり立ち替わり各ホスト5分くらいの持ち時間で名刺を渡し、営業トークをして、大抵の場合はLINEを交換し、去っていきます。

「自分が帰る時に、その日気に入ったホストに見送ってもらえる『送り』っていう無料のサービスがあるから、女性は『ど・れ・に・し・よ・う・か・な〜』ってハーレム状態で楽しそうだよ」。


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■初対面から俺様営業

「初回なんて店からしたら赤字でしかないから、俺たちホストは初回のお客さんをいかに次に繋げるかが勝負なわけ。なかには“初回荒らし”っていって、毎回初回で色んなお店を転々とする人もいるんだけど、そういう人は売上に繋がらないから、俺はもう最初から『今日いくら持ってる?』『カード使えるの?』って聞いて、お金使う気がないと判断したら相手にしない」と言い放つB君。

「俺に会えるだけで幸せでしょ? お金使わないと俺とは話せないよ?」とものすごい上から目線です。正直、私はB君の顔が好みではないので、こんなオラオラ営業をされると頭にきて帰りたくなるのですが、B君曰く「命令されるのが好きっていうか、自分の意思がない子って、予想以上にいるんだよ」とのこと。

なんと、初対面のB君に「お前は俺に会うために生まれてきたんだよ」「俺はNo.1になりたいから応援してくれ」「今から伝票切り直して俺指名で飲み直そう」などと言われて、素直に従う女性が一定数いると言うのです。

「押しに弱いっていうか、自己肯定感が低いというか、メンヘラになりがちなタイプだからケアしていくのは大変なんだけど、初回のお客さん全員にへりくだって自分が疲れる接客するより、こういう子をピンポイントに掴んで育てていく方が効率いいよね」。


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■悪魔の『育て』

ホストクラブには『育て営業』というものがあり、これは、最初はお店に通う意思が少なく、あまりお金を使わない『細客』であっても、ホストが調教と洗脳を繰り返し、徐々により多くのお金を使ってくれる『太客』や『エース』に育てていくことを言います。

「女の人って、好きな男ができると、応援したい、力になりたいって思うでしょ? 『俺の為に頑張れば頑張るほど好きになるよ』って言って、『俺のことを応援する=お金をたくさん使うこと』って図式を植えつけちゃえば、あとは勝手にキャバクラなり風俗なりで働いてお金作るようになるよね」。

相手を惚れさせ、『愛』という名のもとに、女性にお金を使うことを要求するB君。「お金がないっていう子には『パパ活でもなんでもしてお金作れ』って言いますよ。ツケが払えなければ大久保公園で立ちんぼさせて回収する奴もいるし」と、悪びれずに言い放ちました。


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■お金を作るのは「頑張り」!

「俺のことが好きとか言って金を使わない女より、俺のために頑張ってお金作って店に落としてくれる女の方がそりゃ優遇するし、好きですよ。お金を作るのはその子の頑張りだから、パパ活とか風俗とかして大金持ってきたら『頑張ったね!』って褒めてあげるし。そういう価値観で育てていくんです」。

B君の話を聞いて、元々パパ活をしていた女性がホストにハマるというよりも、ホストにハマった女性がパパ活を始めるケースの方が多いようだと感じました。

ホストに初回で行く際は、「あらかじめ予算を決めておいてそれ以上は使わない」「割り切って疑似恋愛を楽しむ」「ツケで飲まない」など、ホストに本気でハマらないように気をつけて、身を滅ぼさないようにしたいですね。

うっかり本気で惚れてしまうと地獄が待っています。

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(文/fumumu編集部・coco)

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