元朝日新聞記者、ジャニーズ性加害問題を取り上げない“古巣”に本音 「すごく腹立ってる」
”ガーシー本”著者・伊藤さんはジャニーズ問題を取り上げない新聞メディアに「象徴的でしたよね」とコメント。
20日に配信されたYouTubeチャンネル『街録ch』に、元朝日新聞記者の伊藤喜之さんが登場。
ジャニー喜多川氏の性加害問題を大々的に報じない新聞メディアに本音を吐露しました。
「朝日新聞って性暴力とかめちゃくちゃ書いてきた。にも関わらず…」
■ガーシー取材記、掲載NGで退社
朝日新聞元ドバイ支局長の伊藤さんは、今年3月東谷義和氏(以下、ガーシー)らの取材記『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』(講談社)を上梓。
1年近くガーシーの密着取材をしていた伊藤さんは、原稿を上司に提出するも「東谷氏の一方的な言い分」との理由で掲載不可との返答。
今でも朝日新聞に対して感謝の言葉を伝えますが、この時は「こんなのも出せなくなった朝日新聞は嫌」という気持ちと、「いずれ会社を辞めて作家になりたい」との思いが重なり、15年努めていた朝日新聞を退社することを決意したといいます。
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■ガーシーは報じ、ジャニーズは報じず
動画後半、同チャンネルのディレクター・三谷三四郎さんは新聞メディアに対して「ガーシーさんの国際指名手配はやるけど、ジャニー喜多川さんの性加害問題はやらないんだ、っていうのが…」と切り出し、伊藤さんは「象徴的でしたよね」とコメント。
つづけて、ガーシー本について、マスコミ内部の人たちから「ガーシー寄りだ」との批判が多かいことを明かし「でも、お前らジャニーさんの話とかできないでしょ? 批判的に報じてこなかったじゃん」「正直すごく腹立ってるんですけど」と本音を吐露しました。
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■新聞メディア「全然ダメじゃん」
つづいて三谷さんは「“ひとり週刊誌”みたいなことをやって国際指名手配。一方でジャニーズ事務所は、未成年男子たちが性的虐待を受けてることを組織ぐるみで隠してる。どっちが悪いの? っていう…」と意見。
これに伊藤さんは、頷きながら「本来だったら、明らかにジャニーズのほうがヤバい話なのに、それを出来ない」「今回、カウアンさんの記者会見も社会面の一番のやつじゃなくて、第三社会面って3ページ目でやってて…全然ダメじゃんって」「朝日新聞って性暴力とかめちゃくちゃ書いてきた。にも関わらず、なんなんだこれはって」と心境を語りました。
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