ジャニーズ性加害問題、SMAP本の著者「水面下で…」 “独立した芸能人”に期待
松谷創一郎さんは「なんで、こんなのが許されてるの?」と静かに怒りを滲ませる一幕も。
18日、お笑いジャーナリスト・たかまつななさんが自身のYouTubeチャンネルで生配信を実施。
ジャーナリストの松谷創一郎さんを迎えた今回、ジャニー喜多川氏の性加害問題と、ジャニーズ事務所の動きを振り返り“着地点”について意見を述べました。
■この問題をどのような着地点にするのか
メディアについて20年以上取材をし、『SMAPはなぜ解散したのか』(SBクリエイティブ)などの執筆もされており、17日に放送された『クローズアップ現代』でも、コメンテーターとして出演。
抑制的な報道をしていた民法やNHKに「各社がそれぞれ過去を振り返って検証するべき」と苦言を呈し、ジャニーズ事務所に対しては「第三者委員会を設置すべき」とコメントしています。
これまでを振り返っていくなか、たかまつさんは「社会として、この問題をどのような着地点にするのかうまく論点設定しないと…」と切り出すと、松谷さんは「専門家が議論をしていって、メディアがその場を整えていくようなことをしないと、なかなか着地点が見い出せない」とコメントしました。
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■救済と保護「模索して議論を」
声を上げた人や現役のタレントに対しての“二次被害”が懸念点だと語る松谷さんは「被害者を救済するということと、現役のタレントを保護すること。これを両立しなければならない」「両立するのは難しいけど、模索して議論していかなければいけない」と述べます。
つづけて「どういう筋道がいいのかわからないから、アイデアをください、という立場」といい、どちらかだけを助けることを優先するのではなく、両方を考えるべきだと考えを述べました。
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■独立した芸能人に期待
また、これまで多くの取材を経て「ジャニーズほどじゃないけど、若い人の人権問題に繋がるようなことがたくさんある」と話す松谷さんは、協同組合日本俳優連合「日俳連(にっぱいれん)」(約2,600名の俳優が加入している団体)を挙げ、「今、トップ(理事長)が西田敏行さん。そこにジャニーズの人が入ったら、ほかのタレントも入ると思う。そういう形にするとか。アメリカの場合、組合に入らないと仕事できないですから」と、組合に入ることの重要性を語ります。
また、柴咲コウさん、小泉今日子さん、加藤浩次さんなど、事務所を離れ独立した人に触れ「そういう人たちが音頭を取って一斉に入る。そこでテレビ局と交渉したり窓口を作ればいいと思う」と伝え、「水面下で誰かに働きかけようとは考えてる」と述べました。
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