人気ユーチューバー「胸を鷲掴みに…」路上痴漢の被害に 被害者・目撃者ができること
平成フラミンゴ・NICOさんが路上痴漢の被害に。泣き寝入りしないために…被害者・目撃者ができることを弁護士に聞きました。
人気YouTubeチャンネル「平成フラミンゴ」のNICOさんが14日、動画で痴漢の被害に遭ったことを明かしました。
路上での痴漢…自身の身に起きたとき・発見したときはどうしたらいいのか弁護士に聞きました。
■渋谷で「鷲掴みにされました」
動画でNICOさんは「緊急で動画を回してます」と切り出し、「本当にキモい」と何度も口にしながら、路上痴漢に遭ったことを明かしました。
渋谷・道玄坂で、20代前半とみられる男性が「お姉さん、今何してんの?」と声を掛けてきたそう。無視して避けようとしたNICOさんの右胸を鷲掴みにしてきたといいます。
一瞬の出来事に声を出すこともできず、歩いて逃げることしかできなかったことを伝え「あそこで適切な判断ができてさ、『痴漢です!』って言ってたら世界は変わったかな?」「ごめんね、渋谷区の女子たちよ。あんな変態を野放しにしてしまった」と悔しさを滲ませました。
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■「路上痴漢」の実例
実際にはどのようなケースが多いのか…齋藤健博弁護士に伺いました。
齋藤:実例では、露出狂などもいるように思われますが、実際のケースではそうは多くありません。実態としてはナンパのような形で会話から入り、被害者が拒否している、逃げようとしていることを無視して会話を継続しているうちに、身体を触られたりするケースがあります。
また、単にコンビニに行っただけなのに、男性が付きまとってきてマンションの入り口まで入ってきたり、ラインのIDを聞けるまでその場を開放しないなどの接触を伴わないものが発展していってしまうケースが多いようです。
実際に身体に触れられてしまえば完全に痴漢として当てはまりますが、そうでない会話だけで拘束されるケースはスレスレであることが多いのです。
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■路上で痴漢・変態に遭ったらどうすればいい?
齋藤:今回のNICOさんの例にあるように、現代は情報の発信者として自らが主体となれる時代です。動画などの記録に残しておくことは、ひとつの方法です。動画投稿をしなくても警察に相談をするときなど、うごかぬ証拠として用いることが可能です。
また、動画を撮影することが困難でも、路上などで拘束されたら写真をとる、そのうえでその場で110番通報をしても問題はありません。
防犯カメラが発達しているとしても一度物理的に逃げられてしまうと加害者を逮捕をすることは難しいですが、それでも、証拠として残しておくことで逮捕の道を残すことができます。
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