「鬱陶しい」って本当は何と読む? 約3割が間違えてるから気をつけて…
会話では気にならないけれど、文章にするときは要注意…! しれっと修正しちゃいましょう。
気温が上がり、湿気が鬱陶しい季節になってきましたね。
さて、この「鬱陶しい」という言葉、あなたは正しく読めますか?
■『鬱陶しい』って何と読む?
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に『鬱陶しい』の読みかたに関する意識調査を行なったところ、「うっとおしい」と読むと答えた人が全体で32.1%でした。
確かに、会話のなかでは「うっとおしい」と言ってしまうこともあるかもしれません…。
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■正しくは「うっとうしい」
なお、『鬱陶しい』の正しい読みかたは「うっとうしい」。編集部の調査では全体で32.1%の人が正しい読みかたを回答していました。
「鬱陶しい」の「陶」という漢字は、「とう」と読みます。そのため、「うっとおしい」ではなく、正確には「うっとうしい」となります。
ちなみに…「陶」という漢字は『デジタル大辞泉』(小学館)によると、「焼き物」「人格を練りあげる。教え導く」「うちとけて楽しい」という意味に加えて、「もやもやして晴れない」という意味があります。
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■「鬱陶しい」の意味は…
また、「鬱陶しい」には2つの意味があるよう。
ひとつ目は「心がふさいで晴れ晴れしない。気分が重苦しい」という意味。「難題をかかえて鬱陶しい」「鬱陶しい気分だ」「鬱陶しい梅雨空」といった使いかたをします。
ふたつ目は「邪魔になってうるさい。煩わしい」という意味。「髪の毛がのびて鬱陶しい」と使います。
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■ネット上には「うっとおしい」投稿が多数!
インターネット上で「鬱陶しい」について調べてみると、「髪の毛うっとおしい」「うっとおしい情報」「ため息がうっとおしい」など、間違った読みかたの「うっとおしい」を使ったツイートが多数見受けられました。
なかには「鬱陶しいってずっと“うっとおしい”なんだと思ってたけど“うっとうしい”なんだな」「“うっとおしい”が正しいのか。“うっとうしい”だと思ってた」といった間違いに気がついたという人のツイートも。
うっかり間違いがちな言葉ですが、この機会にぜひ覚えておきましょう!
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)