ショック…アプリで会ったハイスペック男性とのデート時間は45分 さらに、まかれる

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。


■ゆうじ、笑って

ここで私に別のスイッチが入りました。「やる気のない織田裕二を笑わせたい」この彼をニヤニヤさせてるだけでなく、声を出して笑わせたい。

よし、本気出そう。マッチングアプリで会ったおもしろ男性を再現しました、笑わない。やばめな下ネタも入ったエピソード、今まで試してきた私の中での鉄板をチャレンジしました、笑わない。何がツボなんだ? その中で、男性の情けない口説き方みたいなエピソードを再現すると、やっと「あははは!」笑った! こういうので笑うのかぁ。やったー! いや、何のデートだよこれ。鍛えられるけど。織田裕二、笑ってくれました、嬉しい。しかし…。

彼は、時計をチラチラ見始めました。デート中に時計を見る行動って…。私はすぐにスマホで男性心理を検索する癖があります。たしか、男性がデート中に時計を見出す行動は、帰りたいじゃなった? すると彼と目が合いました。

「そろそろ出ますかー」。え! 本当に帰りたいってか?!



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■競歩とダッシュ

まだ1時間経っていませんでした。マッチングアプリデート史上最短。45分。これは現実? 私は、言われるままにすぐにドリンクを飲み干し、お店を出ることになりました。

「ごちそうさまでした」と御礼を言うと、会釈のみ。え、なんか、怒ってる? 急に不機嫌織田裕二? 私なんかやらかしたかな? エピソードもしかしてまずかった? Love Somebodyも脳内で止まりました。そして、彼の歩くスピード…めちゃくちゃ早い。競歩レベル。「競歩してる織田裕二」です。何、私を、巻こうとしてる? こっちがついていくのに必死なほど早く歩く彼。なによ、私、負けたくない!

競歩で歩く彼のうしろを、ダッシュで追い抜いて、こう言いました。

「どこ行くんですかぁ!?」声が響き渡ってしまいました…。彼は、冷静に「こっちです、まほさんは、こっち方面ですよね、じゃあ」。

まじか…。初めて、完全にまかれました。駅付近でお別れなら今までありましたが、こんなに道の途中でまかれたのは初めて…。冷たい…。ゆうじってば、そんなに焦って帰らなくても何もしないのに。というか、私のことタイプじゃなかったからなんだろうけど、もしかしたら、やっぱりカジュアル目当てで登録していたのかもしれないなとも思いました。

私は今はカジュアルはやりませんよという雰囲気を強く出しているから、彼としては時間とお金を使うほどには至らなかったんだな。ということは、今までモテていたのではなく、ただ単にカジュアルやれるからお声がかかっていただけか?



■ハイスペアプリの申請はつづく

帰り道の最近のルーティーン。審査制ハイスペックアプリが合格しているかどうか確認をする。結果は「入会は認められませんでした」もう怒りはありません。淡々と、写真をまた変更し、職業を会社員にし、申請。4回目? 5回目? もう何回このオーディションに申し込んでいるんだろう。書類が通らない。しかし、私は申請し続けました。

また、先ほどの六本木コンサル織田裕二を思い出して、こう言いました。「出会ってくれてありがとう、幸せであれ」。

これ、毎回言うようになっていました。なぜだかはわかりませんが、儀式としてやっていました。マッチングアプリにいる人達は、私含め、何かしら抱えているものがあると気づいてきたからです。マッチングアプリだけでなく、人間みんなそうだと思うけれど。

まだまだ修行は続いていました。オーソドックスマッチングアプリに戻った途端、今度はマッチングアプリ史上、ベスト3に入るほどの恐怖体験をしてしまうのです。

さらに、5日間寝込むことに…。あんなに楽しかったマッチングアプリなのに、どうした?? でも、良い人は必ずいる! 信じる! 乞うご期待♪

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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