健康診断や人間ドックで「大便検査」(便潜血検査)があることからもわかるとおり、便は健康状態を反映するものです。
では、日常的に自身の便を「チェックしている」人は、どれぐらいいるのでしょうか?
■女性の半数が「チェックしている」
fumumu編集部が10代~60代男女1,000名を対象に「健康状態を知るため、毎回便の状態をチェックしている」かを調査したところ、「チェックしている」と答えた人は、全体の45.8%。
男性39.4%に対し、女性は52.2%と、女性のほうが13ポイントほど高い結果となりました。
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■30代女性「カラダのことを思って…」
fumumu編集部の取材に対し、30代の女性は次のように話します。
「自分は便秘になりやすい体質で、食物繊維の多いものを摂っていても『なるときはなる』という感じ。でも対策は大事なので、カラダのことを思って、健康のバロメーターとして毎回チェックするようにしています」。
「最初は全然わからなかったけど、見るうちに『あ、昨日お肉食べ過ぎたせいか…』とか、食事と便を結びつけて考えられるようになって。そういうのがわかると『じゃあ今日はこういう食事にしよう』とか思えるので、すごく健康に役立ってると思います」。
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■20代男性「切れ痔の経験があって…」
また、別の20代の男性からはこんなエピソードも。
「自分は便が硬くなりやすい体質で、そのせいか切れ痔になることがあります。それこそ数年前は毎回レベルで切れてて、そのたびに薬を塗ってました。もともとアトピー体質で、肛門にかぎらず全身の皮膚が弱いんですが、お尻周りはとくに痛い(涙)」。
「なので、便の調子は常にチェックしてますね。最近は食生活を見直したことで、切れ痔はしばらく起きていません」。
健康のバロメーターとされる便。どうしても「汚いもの」と見られがちですが、自分自身の健康のために、トイレで向き合っている人は少なくないようです。
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(文/fumumu編集部・柊青葉)