オリラジ中田「芸人に対する虐待」 テレビの“ある仕事”に本音を吐露
中田さんは「『何もしないでいい』っていうのと一緒」と語った言葉に、ノンスタ石田さんも「めっちゃわかる」と共感。
お笑いコンビ・ノンスタイルの石田明さんが2日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
ゲストで登場した、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さんは、テレビでよく見る仕事に対して「芸人に対する虐待」と思いを語りました。
【動画】中田さんが「ずっと苦しくて…」と感じていた仕事とは…?
■ある仕事に「何もしないでいい、っていうのと一緒」
テレビの仕事が嫌いな2人は、最初から不満や思うことを赤裸々に語っていくなか、中田さんは「ワイプの仕事って、芸人に対する虐待だと思うんすよ」と、“ワイプ芸”とも言われる、VTRを見る仕事について切り出します。
「『何もしないでいい』っていうのと一緒。でも金をもらえるからいいじゃんって…」とモヤモヤしていたなか、中田さんは書籍『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』に出会ったといい、ここに書かれていた“会社に雇われたシステムエンジニア”の話を説明しました。
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■あるシステムエンジニアの話
「このシステムを作ってほしい」と言われたものの、依頼された作業は現場で働く人たちは必要としていないものだと、入社してすぐに判明。「作っても誰も使わない」という状況にしんどくなり辞めようとするも、周りは「何もしないでお金もらえるならいいじゃん」と大企業でいい給料であることから周りは止めに入ります。
遅刻も多くなり真面目に出社しなくなっても、服装も乱れ、やる気が失われても給料がもらえる…といった状況を「フルシット・ジョブ(無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態)は人の心を病ませる」と書かれているようです。
この本を読んだ中田さんは、VTRを見る…という仕事に対して「まさにそうだ」と思ったのだとか。「10本レギュラーがあっても、7本くらいそういう仕事だったりする。ずっと(VTRを見ながら)頷いてるけど、ずっと苦しくて」と当時の心境を吐露しました。
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■お互いの相方は“ワイプ芸”が好き
つづけて「でも、相方はそれが好きなんですよ」と、中田さんの思いとは逆に相方の藤森慎吾さんは得意であることを伝えると、は石田さんは「井上も好きやねん」と共感。
「誰も理解してくれないんですよ」と話す中田さんに、石田さんは「俺はめちゃくちゃわかる」と理解を示し、「レジェンドたちと仕事ができるっていうだけで贅沢やからいいんやけど、でもそれ以外で映像を見るだけの仕事は『これは井上だけでいいんじゃないですか?』って…」と、避けていることを明かしました。
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