生田斗真、“がんの人も楽しめるおしゃれ”に感銘 「たくさんの人を救っている…」

ドラマで、がん闘病する役を演じている生田斗真さん。外見の変化に対するケアをする「アピアランスケア」についてコメント。

生田斗真

5日、朝の情報番組『あさイチ』(NHK)では、がん治療による外見の変化に対し、気持ちのつらさを和らげる活動「アピアランスケア」について特集。

ドラマ『幸運なひと』(NHK)でがんにおかされた男性を演じている生田斗真さんをゲストに迎え、帽子やウィッグなどのグッズを紹介しました。


■外見の変化は大きな苦痛を伴う?

番組で紹介された、がんの経験者を対象に「どんな症状が苦痛だったか」を聞いた調査では、例えば乳がんの場合は1位が「髪の脱毛」、2位は「乳房切除」で、3位の「吐き気・嘔吐」より上位となっており、外見の変化は大きな苦痛を伴うことが読み取れます。

番組では「がんの人も楽しめるおしゃれで気持ちが明るくなるヒント」として、抗がん剤による脱毛をカバーする帽子やウィッグの存在にフォーカス。

生田さんはドラマ撮影前にがん闘病経験者と接する機会があったと話し、「本当にみなさん『病気におかげでなったこういうことができた、がんになったからこういう人生に変わった』っていうふうに人生を前向きに生きている方々で、話をすることでがんのイメージが僕の中でも大きく変わった」と、心境の変化を明かします。


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■外見の変化に専門スタッフが無料相談

同番組では「がん研有明病院」を取材し、週に3回ロビーの一角にウィッグや帽子を並べたコーナーを設けていることを取り上げます。

そこでは、抗がん剤による脱毛や皮膚の変化に専門の医療スタッフが無料で相談にのっており、中にはボランティアが制作した手頃な価格の帽子も。

奥には周りの目を気にせずフィッティングできるスペースもあり、1人ひとりの悩みに寄り添ったサービスに、利用者からも自然と笑顔がこぼれていました。


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■中島ナオさんが手がけた帽子を絶賛

さらに番組では、31歳で乳がんを発症し2021年に38歳で亡くなった中島ナオさんが手がけた「おしゃれなのに着心地・つけ心地がいい」帽子や服についても紹介。

ドラマでナオさんのベレー帽を着用したという生田さんは、「病院から支給されるグッズってかわいくないものが多いので、それが女性にとってはかなりしんどいんだっていう話は伺っていたので、ナオさんが作っていた帽子とかお洋服っていうのは本当にたくさんの人を救っているんだろうなと思いました」と、感慨深げにコメント。

さらに「もちろんかわいさもあるんですけど、長時間被っていてもこめかみのあたりとか全然痛くならなくて、よく考えられた帽子だなと思いました」と、快適さを強調しています。


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■ウィッグは「美容師に相談」という方法も

プライベートでもウィッグを愛用しているというゲストのIKKOさんは、「生え際が嫌だったら生え際のところを美容師さんと相談して産毛のようにしていくこともできるから、買ったものをそのままかぶるんじゃなく相談をしていくということがとても重要だと思います」という提案も。

番組では、実際に闘病経験者が手掛けた「腕があがらなくても着られるTシャツ」「片手でも楽に着られるシャツ」などを実際に着用し、着心地の良さに太鼓判を押していました。

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(文/fumumu編集部・星子

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