あの、いじめ加害者の腕つかみ「放った言葉」がスゴい… 行動できる人は2割ほど

中学時代、近くの席の同級生がいじめを受けるようになり…。あのさんの「勇敢な行動」が胸を打ちます。

あの

目の前で誰かが傷つけられていたとき、加害者を注意したり、被害者に手を差し伸べることは、とても勇気がいること。

アーティスト・あのさんは、自身の中学時代のエピソードを語り、その勇気ある行動が注目を集めました。


■中学時代、いじめに遭っていた

注目を集めたのは、あのさんが今年3月15日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に出演した際の一幕。

番組内であのさんは、中学生のときに「隣の席の子に席を離されたり…」など、いじめに遭っていたことを告白しました。嫌がらせのような行為は次第にエスカレートし、ついには、あのさんの斜め前の席の男子生徒もいじめを受けるようになったといいます。


関連記事:田村淳、旭川中2女子凍死で市教委を痛烈批判 「犯罪名で認識しろと思う」

■あの、いじめっ子の腕つかみ「一喝」

その男子生徒に、カッターナイフを思いっきり振り下ろすなどして攻撃していたいじめ加害者たちを見て、「我慢の限界」が来たというあのさん。

意を決して、加害者の腕をつかみ「それやめないと、お前の席がなくなるからな!」と一喝したといいます。

この勇気ある行動により、いじめは沈静化したそうで、あのさんは当時を振り返り「いじめが終わったのは、自分で一番カッコよかったなと思います」と話していました。


関連記事:加藤浩次、『あだ名禁止』で生じる弊害を懸念 「かえってマイナス面も…」

■加害者を注意できる人は約2割

なお、fumumu編集部が全国で全国10代~60代の男女1,000名を対象に、あのさんのように「いじめや仲間はずれなどを目撃し、加害者を注意した経験はあるか」を調査したところ、「経験あり」と回答したのは全体で25.6%ほど。

加害者を注意した経験

男女別に見ると、男性の32.1%。対して、体格差などの問題もある女性となると、19.1%という結果に。


関連記事:ひろゆき氏、炎上中の滝沢ガレソ氏に私見 「価値がある」「社会が知るためにも…」

■髪が抜けた友達への“容姿イジり”が許せなかった

編集部が話を聞いた会社員の女性も「人生で一度だけ、勇気を振り絞った」ことがあるといいます。

「友達のAちゃんは、幼いときに大病を患った関係で、当時は毛髪が少し薄い状態でした。中学に上がったとき、そんな彼女の容姿を“イジる”同級生が現れるようになり、明らかに傷ついているAちゃんを見て、言葉では言い表しようのない悲しさ、悔しさ、怒りがこみ上げました」。

「私がしたことは、漫画やドラマのような勇敢な行動ではない」としつつも、「『そういうのやめな!』とひと言精一杯の抵抗をした後、先生に相談。学校側も対処してくれたことで、次第に落ち着きました」と話していました。

明らかないじめ・嫌がらせはもちろんのこと、誰かを“イジる”ことは、相手との信頼関係がないと成立しないコミュニケーションであり、改めて考えたいものです。

・合わせて読みたい→加藤浩次、『あだ名禁止』で生じる弊害を懸念 「かえってマイナス面も…」

(文/fumumu編集部・衣笠 あい
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年3月24日~2023年3月27日 調査対象:全国10代~60代男女1,000名

デジタル限定・あの写真集『ANOther【指宿編】』 週プレ PHOTO BOOK【Amazonでチェック】

この記事の画像(1枚)