古市憲寿、4月からの食品値上げに持論 従業員目線では「しょうがない面も…」
4月から食品価格が引き上げられる問題に、古市さんが従業員の立場も鑑みて持論を展開。
30日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)に、社会学者の古市憲寿さんが出演。
4月1日からしょうゆやマヨネーズなどの食品価格が引き上げられることを受けて、従業員と消費者、双方の目線で持論をのべて注目を集めています。
■しょうゆ・マヨネーズやチーズも値上げ
同番組によると4月から、今年最多の2月に迫る4,892品目の値上げが予想されており、品目にはしょうゆやマヨネーズなど調味料も。
鳥インフルエンザ流行での卵不足から、各社のマヨネーズやタルタルソースも値上げになる予定で、番組では一例としてキユーピーマヨネーズ(450グラム)の参考小売価格が、45円上がり520円になると紹介。
さらに、雪印チーズの6Pチーズも、参考価格385円から437円に引き上がるもようで、家庭でおなじみの商品が軒並み高騰すると報じられています。
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■巷では「下がるのは年金だけ」という声も
番組では、スーパーで値上げ前に保存のきく商品を買いだめしている人に話を聞いており、「苦しいですね。買いたいものを買うって言うよりは安いものを買うっていう」「(値段が)下がってほしいです。下がるのは年金だけです」という声も。
倉田大誠アナウンサーは、しょうゆ、チーズ、ヨーグルト、サバ缶などの商品の「値上げ幅」もフリップで紹介し、「古市さん。備蓄・保存食としてもこういったものって、非常にお手頃だった感覚があるだけに、値上げがすごいですよね」と、古市さんに問いかけました。
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■従業員目線で考えると「しょうがない面も」
こういった世論を受けて古市さんは、「難しいのは昔の日本だったら、もしかしたら企業努力をがんばって、従業員の待遇を抑えてでも値段をそのままにしようという動きがあったと思うんですね」と、従業員や企業の立場も考慮。
続けて「でもやっぱり値上げっていうのはしていかないと、結局日本全体の給料が上がってもいかない」「日本ってこれまで消費者にとってすごくいい国だけれども働き手にとってはツラい国だったと思うんです。そのバランスを変えるためには、ある程度はしょうがない面もあるのかなと思っちゃいますね…」と、持論を展開しました。
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■物価にあわせて給料はあがるのか
フジテレビ報道局解説委員の風間晋さんは「実質賃金で見た場合、プラスなのかどうなのかという問題ですよね」と話し、エネルギーや生鮮食品は「物価上昇率」に含まれないことが多いと説明。
さらに生活実感として物価が「高い」というイメージがあるとのべ、司会の谷原章介さんも「それにあわせて給料があがるか…」と発言しています。
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(文/fumumu編集部・星子)