『めざまし8』PTAを廃止した小学校の取り組みに注目 谷原章介も「嬉しいですね」
PTAを廃止し、ボランティア制の「PTO」を設立した大田区立嶺町小学校の例が紹介されました。
29日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、PTA活動の退会者が増えている問題を取り上げ。
司会の谷原章介さんが自身の子供のPTA活動に関して「全部奥さんにやっていただいている」とのべ、反響を呼んでいます。
■半ば強制参加のPTAが負担で退会
同番組によると、昨今ではPTAの「強制的に参加しなくてはいけない」雰囲気が保護者たちの負担になっており、退会や廃止が相次いでいるとのこと。
そんな中、番組では東京都大田区の大田区立嶺町小学校の取り組みにフォーカス。同校は2014年、保護者からの不満の声をきっかけにPTAを廃止。できる人がやりたいPTO(Parent -Teacher Organization 保護者と先生による楽しむ学校応援団)を設立し、子供たちを支えているとのことです。
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■谷原、PTA活動は「全部奥さん」
本来PTAは入退会自由であるはずですが、多くの学校で強制参加に近い状況にあり、谷原さんも「どっかで入らなきゃいけない空気感ではあるんですよ」とコメント。
6人の子供を持つ父親である谷原さんは、自身の子育てを振り返り「うちはもう全部奥さんにやって頂いております。ありがとうございます」と深く頭を下げる一幕も。
さらに「本当に、本当に大変なんですよ。学年ごとに1回は絶対にそのクラスの役割をやらないといけない係をやらなきゃいけないとか、見回りもあるし。本当にいつもありがとう。申し訳ない」と、重ねて妻に対する感謝の意を表明しました。
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■ボランティア活動をすると特典がある例も
番組内では「ブラックPTA」と呼ばれる組織の、「涙の免除式」という現象についても紹介。
立候補者がおらず、くじ引きで役員に決まった人が「家庭の事情でできない」と断る場合、みんなの前で泣きながら事情を説明したり証拠を求められることもあるとのこと。
PTAを退会した家の子供がいじめにあうという例もあげられ、本末転倒とも思われる行為に谷原さんも「本当に辞めてほしい」と苦言を呈します。
そんな中、前述の大田区立嶺町小学校PTOについて、「入会は任意だが加入率100%」とフリップで紹介。ボランティア活動をすると運動会などで良い席を用意されるなど特典があり、谷原さんも「特典がつくと嬉しいですね確かにね」とコメントしました。
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■PTAの代行をしてくれる業者も
fumumu記者が、実際に嶺町小学校のPTO活動に参加した保護者に話を聞いたところ、「空いている日に気軽に参加したところ、子供も喜び、カメラマンの保護者から写真を撮ってもらえるなど嬉しい特典も。自由参加なので心理的負担もないため『できることは積極的に取り組もう』と思うようになりました」と感想をのべています。
番組の終盤で倉田大誠アナウンサーは、「今ですとPTAの代行をしてくれる会社もありますから、必要な時に利用するこれも大きなメリットになるかもしれません」とPTA代行業者の存在に言及。
昨年には、大手旅行会社が「PTA業務アウトソーシングサービス」を開始しており、こちらも注目を集めていました。
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(文/fumumu編集部・星子)