マンション強盗“返り討ち”で死亡 尾木ママ 「日本で起きてる事件だと思えない」
刃物を持った強盗に抵抗して犯人の1人を刺殺してしまった事件に対し若狭勝弁護士「刺し殺しても罪に問えない」。
21日午前9時半頃、東京・東池袋のマンションに、刃物を持った複数人の男らが押し入り、現金などを奪い逃走。
犯人グループの1人が居合わせた男性の抵抗を受け死亡した事件を、翌22日『めざまし8』(フジテレビ系)で報じて話題になっています。
■強盗に抵抗して犯人の1人が死亡
警視庁によると、豊島区東池袋のマンションにガス業者を装った複数人が部屋に押し入り、中国人の男性社長と女性従業員から現金や通帳などを奪う強盗事件が発生。
男性社長が抵抗をして、犯行グループの1人の首を刃物のようなモノで切りつけたところ、犯行グループは仲間を置いて逃走。負傷した男は病院に搬送され、死亡が確認されたとのことです。
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■若狭勝弁護「罪に問えない」と解説
同番組のコメンテーターである若狭勝弁護士は、「強盗の方法が、一段と悪質化してきているという感じがします」として、昔から電気工事業者などを装う窃盗はあったものの、強盗をするつもりで監視の目をごまかすために業者を装う方法はかなり悪質だと分析しています。
つづけて、「今回の事件は被害者が犯人の男1人を刺し殺したということなんですが、刺し殺した場合に被害者が殺人罪に問えるかどうかということなんですが、刑法の正当防衛だけではなくて、こういう盗犯と強盗なんかにに対しては、刺し殺しても罪に問えない特別な法律があるんです」と解説し、「ただ危険ですのでね、気をつけないといけないですが」と補足しています。
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■谷原章介「気を抜けない時代に」
司会の谷原章介さんは、「ただ尾木さん…ちょっと気を抜けない時代になってきましたね」と、教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹さんに問いかけ。
尾木ママも「この頃、本当に手口も悪質だし、日本で起きてる事件だと思えないみたいな…。昔ほら外国の例ではありましたけど、そういう点がすごく変わってきたなというのと、それから若者がね、20歳未満が相当に参加している。20%とも言われている」と、治安の悪化を憂慮しました。
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■ツイッター上でも「ホッとした」の声が
尾木ママのコメントを受けて谷原さんは、「本当に、気をつけたいですね、防犯対策しっかりしましょう」と呼びかけ。
ネット上でも、強盗犯に抵抗をして刺殺する結果になってしまった男性が、罪に問われる可能性があるかどうかを心配する声が飛び交っていた今回の事件。
若狭弁護士の見解を受けて、ツイッターでは「良かった。強盗は返り討ちにしても過剰防衛とかにならないんだ」「若狭さんの話し聞いてホッとした」といったコメントが見受けられます。
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(文/fumumu編集部・星子)