知らないことに対して、つい知ったかぶりをしてしまう。「知りません」「わかりません」と素直に言えないのは、どうしてなのでしょうか?
正直に振る舞えない理由について、fumumu取材班が当事者に話を聞いてきました。
①プライドが邪魔を…
「知らないことを『知らない』と言いたいのは山々だけど、どうしても言えないんです。自分に分からないことがあるのを認めるのが悔しいというか、情けないというか。
プライドが邪魔しているんでしょうね。素直になったほうが楽なのは自分でも分かっているけど、『理想の自分』から遠ざかることをしたくないんです。
理想と現実のギャップを認められたら、正直になれそうだけど…。今のところは、まだまだ難しそうです」(20代・女性)
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②幻滅されたくない
「周りに幻滅されるのが怖くて、つい知ったかぶりをしてしまうことがあります。多分、幼少期の影響かな。
親が完璧主義で、子どもの私に対して『なんでできないの』と怒るタイプで。怒られたり、呆れられるのが怖くて、子どもながらに自分を守る癖が付いてしまったんだと思います。
分からないことを『分からない』と言っても怒られない環境って、すごく恵まれているんだと思いますよ」(30代・女性)
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③会話を遮れない
「単純に、相手の話を遮るのが苦手なんです。元々が会話上手ではないから、聞き役に回ることが多くて。
聞いている中で知らないことが出てきても、どこで話を止めていいのか分からずにスルーして、いつの間にかこちらが知っている前提で話が進んでしまうんです。そうなったら、今さら質問するのも気まずいし。
最初に『これって知ってる?』とこちらに話を振ってくれたら、ちゃんと『知ってる』『それは知らない』と答えますよ」(30代・女性)
「わからない」と言うタイミングを逃すと、その後もなかなか話を切り出せないのかもしれません。
話が進んで聞きにくくなる前に、サッと質問する勇気を持ちたいものですね。
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(文/fumumu編集部・nana)