斎藤工の取材で感じた「洞察力」 この作品で確認してほしい:『いつかの君へ』

オーバー40男優「イケオジ」のススメ:斎藤工。洞察力の結末。

斎藤工

年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『零落』の3月17日公開を記念して、本作の主人公、元人気漫画家の深澤薫を演じる斎藤工さんです!


■元人気漫画家の人生

3月17日公開の『零落』は、漫画家の浅野いにおさん原作の同名コミックを、竹中直人監督が実写化。8年の連載を終えた漫画家の主人公、深澤薫が、抜け殻になったように空虚な日々を送る中、風俗嬢、ちふゆと出会い、運命が動き出す様を描いたヒューマンドラマです。

情緒的な浅野さんのコミックを、俳優としても活躍する竹中監督が命を吹き込んだカメラワークは必見といえるでしょう。


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■じっと見つめる洞察力

同作で、深澤役を務めているのが、1981年8月22日生まれの斎藤工さん。日本を代表するイケオジの1人ですが、竹中監督と同様、監督業もこなす多才さで、大の映画好きとしても知られています。

実は以前、何度かインタビューをさせていただいたことがあるのですが、「目をそらさない方だなあ」という印象があります。つまり、話している人の目をじっと見つめて話を聞いている方なのです。ご本人は、「目が悪いから」とおっしゃっていましたが、それはおそらくご自身が持っている洞察力を、自然に発揮している状態な気がしたものでした。


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■1人2役を演じる才能の片鱗

斎藤さんのその高い洞察力を確認できるのが、2007年の『いつかの君へ』。

いつかの君へ
(出典:amazon

いわゆるBL(ボーイズラブ)にカテゴライズされる古い作品ですが、斎藤さんは同作で、性格のまったく違う双子を1人2役で演じているのです。

全編66分の短い中で、双子といえど、表情がよく変わる別人格を1人で演じ分けられるのは、やはり斎藤さんの洞察力があってこそ。当時まだ20代だった斎藤さんの才能の片鱗が垣間見えるはずです。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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