今月、大手スーパー・イオンを運営する「イオンリテール」は、一部のパート社員と正社員との「待遇差」を完全になくす制度を導入。
ツイッター上では、この新たな制度に議論が巻き起こっています。
■今月より新制度を導入
イオンリテールでは、今月から「自宅から通える範囲の店舗に勤務地を限る『地域限定正社員』と同じ仕事をしているパート社員」を対象に、社員と同様、資格試験に合格すれば、昇格や昇給ができる制度を導入。
条件は「月120時間以上働き、マネージャーやリーダーと呼ばれる店舗の売場責任者」とされ、フルタイム勤務でなくとも適用されます。
これに伴い、基本給や手当、賞与(ボーナス)や退職金に至るまで、1時間あたりの支給額を正社員と同じ水準で受け取れるようになるとのこと。
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■「評価されるべき」「良いと思った」の声
15日にこの趣旨のニュースが報じられたあと、ツイッター上では「パートと正社員」がトレンド入りを果たすなど、早くも関心を集める展開に。
ユーザーからは「完全同待遇にするの最高! 頑張ってる人はきちんと評価されるべき」「こうなってくると、パートのほうが簡単になれて、時間の自由が聞くから、むしろパートのほうがよくなってくるな」の声が。
「パートの人は頑張りがいがあるし、正社員のやる気が下がる程でもないので良いと思った」と多くの賛同意見が見られます。
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■一方で疑問を呈する声も
またその一方で「パートいえど、責任を負った仕事をしてくれているわけだから、そこに社員と格差があるのは是正すべき。しかし、そもそも『売り場の責任者』をパートがやっているのはおかしい」「よくよく読んだら、それパートが担ってるの? 正社員がやるべきだろってレベルの仕事してるやん」といった疑問を呈する声も。
「これ正社員がかわいそうと言われてるけど、そもそも、売り場の責任者をパートがやってることのほうがびっくりした。責任ある仕事は正社員にやらせるのが普通だと思ってた」といった報道に驚く声も寄せられています。
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■パート社員約40名に適用
「給料と待遇は同じだけど働く時間固定とサビ残と責任だけは、しっかりのしかかってくるなんて誰が喜ぶの?」といった意見も寄せられる今回の報道。
同社いわく、制度は、去年の秋の試験で合格したパート社員約40名に適用し、今後は、毎年400名程度の見通しで増やしていくとのことです。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)