市船バレー部顧問が部員暴行で逮捕 武井壮が「諸悪の根源」に言及

千葉県船橋市立船橋高校のバレーボールの顧問教師が男子バレー部員の服を脱がせて髪を鷲掴みにするなどの暴行をして逮捕。

武井壮

28日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、千葉県船橋市立船橋高校の教師・石井利広容疑者が、男子バレー部の練習中に生徒を暴行した容疑で逮捕された事件を報道。

暴力的な指導方法にタレントの武井壮さんも苦言を呈し、反響を呼んでいます。


■部員の服を脱がせて髪を鷲掴み

報道によると、石井容疑者は練習中に、部員の服を脱がせて髪を鷲掴みにして引きずり回したり、部員の顔面に至近距離からボールをぶつけた疑いがあるとのこと。

市立船橋高校は千葉県内でもスポーツの名門として知られており、男子バレーボール部は春高バレー優勝経験もある強豪。

体罰の枠におさまらない「暴行」の実態に、武井さんは「まぁでもこんなことがスポーツ界であるって、皆さんご存知だと思うし、時折全日本の合宿とかでも、こういうシーンがテレビで流したりする。そんなのが諸悪の根源だと思っていて僕は」と、強い口調でコメントしました。


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■武井壮も「あってはならない」とバッサリ

つづけて武井さんは「やっぱり昔の時代の、厳しさで選手を指導するというそれで勝ってきた指導者の方々だと思うんですよ」「でも、今の時代は正しいトレーニング方法、戦術、いろんなものがネットでも動画でも見られる。選手たちがトップチームの映像も見られる。厳しさだけでは勝てなくなる」と、時代の流れについて解説。

指導者の「勝てない」ことへの「焦り」が暴行につながったのではないかと分析し、「よくないというか、あってはならない。この時代にスポーツを教えるぐらいのことで人に暴行を加えていいなんてことが許容されていたってことがもう本来間違っていたわけで」とバッサリ切り捨て、楽しみながら技術を高め世界一になる選手が生まれていると訴えています。


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■スポーツ業界全体の責任についても言及

番組側も、「今回は事件ですからね、体罰云々ではなく」と暴行事件であることを強調しており、余罪の有無にも言及。武井さんは「変わっていけないとだめなんですよ!」とのべ、スポーツ業界全体の責任についても考察。

さらに武井さんは、暴力・暴言・暴行は決して許されないのは大前提としながら、厳しい指導自体も「教育の現場でやるべきではないと僕は思っている、だったら自分でクラブチームを作って、同意書をとって、厳しい指導がありますよと」と、提案しています。


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■大山加奈「暴力行為等通報・相談窓口」紹介

元バレーボール女子日本代表の大山加奈さんは、今回の事件を受けて自身のツイッターを更新し、「またバレー部…こういったニュースを目にするたびに悲しくて悔しくて…」と遺憾の意を表明。

子供たちを守るためにアクションを起こす必要があるとして、「指導現場における暴力行為等通報・相談窓口」を紹介しています。

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(文/fumumu編集部・星子

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