谷原章介が“不用意な拡散”に警鐘 虚偽で「あおられた」と顔写真投稿か

『めざまし8』で「こいつに煽り運転されてつっこまれたんだけど」と拡散されたツイートが虚偽だった可能性に言及。

谷原章介

24日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、「あおり運転をされた」という虚偽の主張でSNSに顔写真を拡散したのではないかとされる騒動を報道。

交通事故の専門家や弁護士の意見を紹介し、司会の谷原章介さんは「拡散する側」の責任にも言及しています。



■「煽られた」と個人情報拡散も虚偽か?

同番組によると、ツイッター上に「こいつに煽り運転されてつっこまれたんだけどこいつの事知ってる人いますか?」という「顔写真付き」の画像が投稿され、127万回以上再生。

電話中の男性と傍らの女性の顔は瞬く間に拡散され、2,567件ものリツイートが。しかしドライブレコーダーで確認したところ、拡散した側の男性Aが拡散された側Bに「ふざけんじゃねぇお前よぉ」と怒鳴っている様子も。

さらに映像をチェックすると「あおってきた」という主張は虚偽である可能性が浮上し、一方的な主張で夫婦の個人情報を拡散したのではないかと話題になっています。



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■「あおり運転ではない」との見解も

拡散された側(B)の代理人は、「交差点でAが左折する際に、Bが右折してしまったことに対しAが激高し、あおった上に車に衝突してきた」といった主張をしています。

同番組では、交通事故鑑定人にドライブレコーダーの映像を見せ確認。専門家は、確かに右折のマナー的にはあまりよくないものの、あおり運転でもルール違反でもないと見解をのべています。また、事故の過失については赤い車(A)の責任が重くなるともコメント。

弁護士は、「顔写真を載せた上で個人を特定できるようツイートしたこと」が一番の問題だとして、刑事告訴を視野にいれて動いているとのことです。



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■カズレーザー「泣き寝入りのほうが多い」

誹謗中傷に詳しい弁護士によると、SNSに顔を晒す行為は「恨みを晴らすため」といった目的で公共性や公益性がない場合は、名誉毀損に当たるという情報も。

メイプル超合金のカズレーザーさんは、「警察が間に入っているのに『こいつのこと知っている人教えてください』ていろいろ情報をもらうことがまずよく分からないのと…」と発言。

カズさん自身は運転をしないので事故の過失は分からないとしながらも、「名誉毀損って割りにあわない裁判のケースが多いので」「情報が拡散されたら拡散された分だけ賠償額が大きくならない限りはなかなか割にあわないので泣き寝入りのほうが多いんじゃないんですか」と、私見をのべています。



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■拡散する側も名誉毀損に当たる可能性

司会の谷原さんは、事故そのものの過失の割合は「分からない」としながらも、私刑のように顔写真を晒し、事情を知らない人がそれを拡散する現象を憂慮。

投稿者のみならず拡散した人に対しても、「不用意な拡散は名誉毀損に当たる可能性があります」「確実な情報をつかんでください」と警鐘を鳴らしています。

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(文/fumumu編集部・星子

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