恋愛相談で多い「結婚したいのにできない」 理想の相手が近づいてくる方法は「雑魚モテ」からの脱却
密教僧による、女子のためのお悩み相談。「イイ女」になる方法は…?
真言宗の尼、惠心(えしん)です。今回から始まった「女子たちの駆け込み寺」では、皆さまから寄せられたお悩みに、仏教的な視点はもちろん、あまり堅苦しくなりすぎないように、私自身の経験なども交えて、お答えしていきたいなと思っています。
元・結婚相談所スタッフでもある私のもとに寄せられる悩みで多いのは、やはり恋愛関係。その中でもTOP3に入るのは「結婚したいのにできない」というもの(ちなみに他の2つは不倫と男心について)。
結婚できない、という悩みは、大きく分けると「彼氏はいるけど結婚の話が出ない」パターンと、「いい出会いがない」「既婚者にばかり口説かれる」などといった、出会い迷走系に分かれる様子。
さてさて、今回のお悩みは一体どんなものなのでしょうか?
■どーでもいい男にしか好かれない
「雑魚モテ、というのでしょうか。いろんな人に告白されるんですけど、どーでもいいような男にしかモテません。どうしたら、自分が結婚したいと思えるような素敵な男性に出会えますか?」(A子・32歳)
「モテないわけじゃないんです」と本人は必死に弁解しているけれど、自分でも『雑魚モテ』と言っているように、理想の男性からは言い寄られないという相談者。私も遠い昔、同じような状況に陥ったことがあるので、その気持ち痛いほどよくわかります!
仲良くなってみたらものすごくいい部分があるかもしれないけれど、「それ以上その男性に興味を持てない」というのが素直な気持ちなんだから仕方ありません。残念ながら、自分にとってその男性は現時点では魅力不足ということ。でも、客観的に見ると「どーでもいい男にしか言い寄られない自分」であることも、また事実。
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■雑魚モテ女子を男性はこう見ている!
私の友達のモテ男が言っていました。「雑魚モテして悩んでるって言う女って、自分はモテてるつもりかもしれないけど男から見たらめんどくさいだけ。お近づきになりたくないってのが本音だよ」。
彼いわく「イイ男から言い寄られてるんならともかく、雑魚レベルの男なんでしょ? そんなのも適当にあしらえない女性に告白されても、嬉しくない。八方美人で優柔不断なだけじゃん」とのこと。言われてみれば、た、確かに! 耳が痛い…。
「どーでもいいような男にもヘラヘラ笑って勘違いさせるような態度で接してるから、そんな男に好意を寄せられちゃうわけ」。辛口だなぁ、と思いつつも、彼の話を聞いて、因果応報とは、まさにこのこと! と思ったのでした。
※因果とは※
【仏】ものには必ず原因があるという道理。
※因果応報とは※
【仏】過去における善悪の業に応じて現在における幸不幸の果報が生じ、現在の業に応じて未来の果報が生じること。
(広辞苑 第7版より)
「イイ男に告白されたきゃ、雑魚なんて相手にしてないで、イイ男に出会いに行かなきゃ」。おっしゃることはごもっともですが、そもそもそのイイ男に出会えないから悩んでるわけで…。一体どうすりゃいいの? って話ですよね。
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■「イイ女」になる方法
私の経験上、こういう場合、女性が「自分にとってのイイ男」がどういうものか、把握できていない場合が多いです。
自分の中に男性を選ぶ基準がないから、アプローチしてくれた男性を選べずキープしつづけてしまうし、世間一般的に良いと言われる男性像に合致するような男性を求めては「何か違う気がする…」と負のループに陥ってるわけですね。
なので、よく言われていることではありますが、まず最初にすべきことは「自分にとってのイイ男とはどういうものか」を明確に設定すること!
そして、その条件から外れる男性に対しては、初対面の段階からキッパリと「あなたとはお付き合いする可能性は微塵もありませんよ」という態度を取ることです。
そうすることで、いわゆる『雑魚モテ』は回避され、男性からは『凛とした高嶺の花』、つまりは『どうしても手に入れたい素敵な女性』として扱われるようになるのです。
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■美しい花には虫たちが集まる
これまで、たくさんの男性からチヤホヤされていたのに、いきなりそれを手放すのは不安かもしれません。しかし、あなたの人生には、自分で『雑魚』とブッタ切ってしまうような男性にかまっている時間の余裕などないはず。
命短し恋せよ乙女。結婚したい女性が目指すべきは『雑魚モテ』ではなく、大きな『一本釣り』! 美しい花には虫たちが集まるのは自然の摂理ですから、あなたが自分自身を見事に花咲かせていれば、それに見合う素敵な男性は必ずやってきます。そのなかから、自分の価値観を信じて選べば良いのです。
雑音に惑わされず、全神経を集中させて、自分が手に入れたいパートナー像を明確にし、掴みにいきましょう! 「求めよ、さらば与えられん」と、新約聖書『マタイ福音書七章』でイエス・キリストも言ってますしね。大切なのは、自ら進んで求める姿勢です!
では、また次回。
合掌。
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(文/fumumu編集部・惠心)