カズレーザー、ネット上の“Z世代叩き”に苦笑 「昔の人が勝手につけている言葉」
連日取り沙汰されている、飲食店での迷惑行為問題から派生し、「Z世代」がネットで叩かれる事態に…。
17日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)に、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんが出演。
飲食店の迷惑動画問題を受けてネットで盛り上がる「Z世代叩き」に対し持論をのべ、注目を集めています。
■『しゃぶ葉』でも“ヤバ客”の迷惑動画
飲食店で迷惑行為を行い動画を撮影し、SNSに投稿する事例が相次いで報告されています。この日もしゃぶしゃぶ専門店『しゃぶ葉』で、店内から無断で持ち出したと思われるドライフルーツを駐車場でバラまいている若者の迷惑動画を紹介。
こういった“ヤバ客”と呼ばれる問題行為を行なってきたのは、ほとんどは「Z世代」と呼ばれる1990年代半ば以降に生まれた若者たちとのこと。
そんな世相もあってか、ネット上では「Z世代」を一括りにして叩くような動きに発展しており、若者たちからは「世代でまとめてほしくない」など不満の声もあがっています。
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■「いつの時代もいた馬鹿」が可視化?
若者文化に詳しい芝浦工業大学の原田曜平教授は、「Z世代」の若者は「非常に個人情報に過敏になっている子」と「まだSNSが公の場だということを理解できない子」に分かれており、「情報デジタル格差」が目立つと解説。
また、起業家の椎木里佳さんは、「Z世代だからこそというものではなく若さからくる無知というのが一番大きな要因なんじゃないかと思います」とコメントしています。
カズレーザーさんも「いつの時代もいた馬鹿が可視化されただけだと基本的には思うんですけど…」とのべ、SNSの流行で「表に出やすくなった」傾向について言及しました。
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■Z世代は「昔の人が勝手につけている」
さらにカズさんは、「Z世代叩きという言葉は気にしなくていいのかなと思います。おじさんとかおばさんとか、ちょっと前は団塊の世代とかいう言葉もありますし。我々はラベリングで語りがちだけど、そういうのは基本的にその世代にいない人が勝手に付けているもので、本質はついていない…」とコメント。
苦笑を浮かべながら、「ちょっと冷静になってほしいですね。それは何の意味もない言葉なんで。言っちゃ悪いですがZ世代っていう言葉は昔の人が勝手につけている言葉なんで」と呼びかけます。
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■「Z世代」をミュートする方法を提案
最終的にカズさんは、「SNSをちゃんと使いたいんだったら…楽しく使いたいんだったらまずはZ世代っていう言葉をミュートしてその言葉を使っている人のツイートを見ないほうがいい」「Z世代って単語使ってる人に、あんまりちゃんとしてる人はいないんで」とバッサリ。
司会の谷原章介さんも「なるほど」と納得したもようで、「主に1996年から2012年生まれ」という幅広い年齢層をひとくくりにする「無意味さ」が浮き彫りになりました。
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(文/fumumu編集部・星子)