プロ野球サイン“転売ヤー”の衝撃手口 谷原章介「僕たちにできることは…」
『めざまし8』ではフリマアプリなどで「転売ヤー」がプロ野球選手のサインを転売している問題を取り上げ話題に。
16日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、プロ野球のキャンプ地で書いてもらったサインを転売する「転売ヤー」の存在を追跡。
驚きの手口を紹介し、司会の谷原章介さんも心無い行いに遺憾の意を示しています。
■キャンプ地の転売ヤーの手口とは
プロ野球選手にサインをもらっては売り捌く「転売ヤー」の目撃談がSNSに相次いで投稿され、「#キャンプに転売ヤー?」というタグが飛び交っています。
番組の取材によると、西武ライオンズのキャンプに現れた年配の5人組は、練習は見ずに、最初から「選手が通る場所」に椅子を置いて座り出待ち。
指示役と思われる人物も見られ、2人がコピー用紙にサインをもらい、もう1人が写真撮影。残る1人は帽子にサインをもらう役割分担で動き、「どれくらいサインもらった?」「数万円分くらいかな?」という会話も漏れ聞こえたとのことです。
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■西武ライオンズ側も「残念に思います」
転売したものかどうかは定かではないものの、フリマサイトで検索すると、プロ野球選手のサインが多数出品されていることが確認できます。
横行する転売行為に、西武ライオンズ側は、「ファンサービスについては選手・スタッフ一同心がけておりますが転売などの行為については残念に思います」とコメント。
つづけて、「しかしファンあってのプロ野球であるため、引き続きファンサービスについては継続してまいります」と、今後もサインに応じる姿勢を示しています。
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■「熱心なファン」がサインをもらえない?
プロ野球解説者の里崎智也さんは、転売ヤーのサインに応じることに時間を割いてしまうと、「本当に熱心なファン」がサインをもらえない可能性にも言及。
また、取材で広島のキャンプ地を訪れたこともある谷原さんは、「大多数の方は本当にその野球、チーム、選手のことが好きで集まってて、でもたくさんの方がサインしてくださいって来てるんですよ」「僕も新井監督が30分くらいかけて、ほとんど全員の方に一生懸命サインしてるのを見ると『素晴らしいなファンサービスしてるな』って思うんでけれど…」と振り返り、選手・スタッフのサービス精神を称賛しています。
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■ファンにできることは「買わないこと」
さらに谷原さんは、「それが転売されていたらとても残念です」と遺憾の意を表明しながらも、対応策にも言及。
野球ファンとしての立場から、「ただ僕たちができることっていうのは、転売されているものをフリーマーケットのサイトとかアプリでで買わないこと。それが大事かも知れませんよね」と考察しています。
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(文/fumumu編集部・星子)