ストーカー対策、じつは注意が必要な「LINEの使い方」 これは覚えておきたい

改めて注目されるストーカー対策。じつは注意が必要なLINEなどの使い方について、専門家にお話を伺いました。

返事に困っている女性

今年1月、福岡県福岡市の博多駅前にて、悲惨なストーカー殺人事件が発生。

連日ストーカー対策について報道されていたなかで、LINEなどのSNSの使いかたに関する注意喚起が注目を集めています。


■「LINEブロック」場合によっては危険?

その使いかたというのが、特定のユーザーをブロックする設定。

今回の事件と直接関係はないものの、ストーカー対策の1つとして、元交際相手などとトラブルになった場合に「LINEなどで相手をブロックすることは、かえって危険」との情報が飛び交い、話題になっています。

「怖いから、もうブロックしよう…」と考えてしまいそうですが、なぜ危険なのでしょうか。


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■心理カウンセラーに聞いてみた

この問題について、カウンセリングやコーチングなどを行う株式会社COCOHARELISS(ココハレリス)の代表で、心理カウンセラーの庄野晴美さんにお話をうかがいました。

庄野さんによると、「LINEなどの連絡手段をブロックする行為は、相手にとって否定となります。否定されて、嫌われていると認識して諦めてくれると問題は起こらないのですが、拒否された・否定されたことで“怒り”となってしまう人」への対応には、注意が必要だといいます。


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■LINEブロックで逆上するタイプの特徴

また、LINEなどをブロック(否定)された際に怒るタイプの特徴として、庄野さんは以下のポイントを挙げます。

・じつはとても小心者

・怒ることで相手に対して自分を大きくみせたい

・完璧主義で自分の思い通りに物事が進まないと怒る

・常に自分自身が正しい、自分が世の中のルールであると思っている

・プライドが高い

・自分が大好き、自分が大切なので、そんな自分が馬鹿にされたと思ってしまう


こういった特徴のある相手の場合、「拒否されると自分を否定されたと思い、怒りの矛先が相手に向かい、自分の物にしたい欲求が生まれます。

そのため、今まで以上に手に入れようという思いが大きくなってしまいます。なので、連絡手段をブロックする行為は逆上させてしまう逆効果」になってしまうことも。


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■約4割、元恋人などをブロック

なお、fumumu編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「SNSの使いかた」に関する意識調査を行なったところ、全体で35.1%が「かつて親しくしていた友人や元恋人を、LINEなどSNS上でブロックした経験あり」と回答。

LINEブロック経験者の割合


男性の28.4%に対して女性は41.5%と女性のほうが高い割合となりました。

トラブルになった場合は早めに周囲に相談すること、そして安易に相手をブロックせず慎重な対応を心がけましょう。

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(取材・文/fumumu編集部・衣笠 あい 取材協力/株式会社COCOHARELISS庄野晴美さん)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年01月19日~2022年01月21日 調査対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)

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