ホラン千秋、政府のマスク方針に困惑 ”個人の判断”に「周りの目も…」
政府がマスク着用ルールについて「個人の判断に委ねる」という見解を示したことで街なかにも困惑の声が。
27日、政府は新型コロナウイルスの位置づけを、「2類相当」から「5類」に引き下げる方針を決定。
同日、情報番組『Nスタ』(TBS系)ではマスク着用ルール緩和についても報じ、反響を呼んでいます。
■屋内外問わず「個人の判断に委ねる」
政府は27日の対策本部で、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを、季節性インフルエンザと同じ扱いの「5類」に引き下げる方針を示しています。
実施の見込みは大型連休明け5月8日からで、マスクの着用については基準を緩和し、屋内外問わず「個人の判断に委ねる」方向だと報じられました。
これに対し小池百合子知事は、会見で「みなさん思われるのは、その判断の基準はどうなの? 科学的にどうなの? というような、やはりそこのヒントをですね、明確に丁寧に情報配信をしてもらいたいと思います」と見解をのべています。
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■微妙な緩和に戸惑いの声
同番組では、道行く「街の人」にインタビューを実施。明確な基準がないだけに、「状況によって個人の判断に任せるしかないのかなぁ…と思います」「ちょっと様子を見て、はずしたりはずさなかったりしたいと思います…」「個人の判断っていうと室内だと気まずいと思うので、確かにちょっと無責任だと思います」という意見も。
多くの人が「すぐにはマスクは外さない」とのべており、空気を読みながら着脱するもよう。現在のルールは「屋外は原則不要」「屋内に関しては着用を推奨(距離が確保できる場合、会話がほぼない場合には不要)というものですが、微妙な緩和に戸惑いの声が飛び交っています。
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■現場の医師は「根拠を示すべきだ」
さらに、今日からスポーツやコンサートなどのイベントでも、これまで「収容定員の50%」だった上限を撤廃し、満席の時でも大声を出して応援できることになります。
現場の医師からは、「なぜ個人の判断とするのか、根拠を示すべきだ」という声も。
司会のホラン千秋さんは、「自分の気持ちだけには周りの目もありますし…どうにもこうにも決めきれない面もあるんだろうなぁと思いますよね」「言い切ってしまうことによる責任というところを負うのが怖いのかなぁっていう」とコメント。
続けて、「この言葉でさらにマスクとの向き合い方が難しくなったと思うんですけど」と困惑気味に語っています。
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■ツイッター上では賛否両論様々な意見
同番組によると、本来は「屋内・屋外も原則不要」としたかったが専門家や世論が想像以上に慎重だった、という見方も。
当初より弱めた形で「個人の判断」という言葉を使うことになったという見解を示しており、ツイッター上でも賛否両論様々な意見が投稿されています。
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(文/fumumu編集部・星子)