アプ活で会った「強制的1000円ランチ男」 駅のホームで叫ばれた恐怖体験

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。


■なぜか帰らず移動

少し沈黙する私に、彼は「ゲーム以外、何が好きなんですか?」と話題を変えてきたので、カラオケと答えると彼も大好きだとのこと。ここでも、私、なぜかこんなことを言ってしまうのです。

「今から、カラオケ行きません?」 この人のこと、もういやなのに。観察したい、もっと何か起こらないかなという好奇心がありました。彼は「え、まじで!?」と驚いていましたが、行くことになりました。

プロの芸人の歌唱力を見せつけようと思いました。一般の人よりは上手いと言われる私、一気に2曲歌いました。誘っておいて、半分やけくそ、という異常な状態。「うまい~」と褒めてくれた彼の歌唱力も上手でした。1時間もたたないうちに、私は冷静になってきました。もう本当に帰ろうかな、なんだったんだ、私の行動、と自分に突っ込んでいると、「さっきの『モテる人はもっと自然』ということについて教えてほしい」と彼。

げ、またはじまった。「自然ってなんですか?」と、すごく聞きたそうなので、仕方なく「たとえば、手を自然に繋いでくるとか、しかも、かわいいって言う時も、さりげなく言うとかじゃないですかね」と返答。

すると「かわいいね、まほさん、かわいいね。はい、あとは?」 なにこれ。生徒1人しかいない小出のモテ講座、地獄。手を自然に繋ぐことに関して、1番難しいと頭を抱え出す彼。そしてよく見たら、この人、何かに似ている、怖い。あ、蛇だ。でも、蛇じゃ普通だから「より人間に近い蛇」これでいこう。と、彼の呼び名を考えていると「最近別れた彼女にも、下手くそとは言われて」。

…彼女いたんだ…。しかも最近…。意外すぎる。どこで出会ったのか聞いてみると「マッチングアプリです」。 なんだよ! こいつ、マッチングアプリで彼女いたのかよ!

自分で誘っておいてカラオケは1時間ほどで終了。そして、帰り道、事件がおこるのです。



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■日比谷線のホームで絶叫

時間も作っていただいたし、ごちそうもしてくださったわけで、それには感謝し、今日はありがとうございますと伝えると「かわいい、まほさん」と彼。もういいって、そのモテ講座…。やめて…。

そして帰りの路線が一緒に。しまった、上手く解散すればよかった…と後悔していると、日比谷線のホームで、突然、彼がソワソワしはじめ、手がぬーっと出てきました。まるで蛇のようでした。

私は、あっ、手繋がれる! と気づき「びっくりした~!」と、手を後ろに隠しごまかすと…「お願いだから、手を、繋がせてください!!!!!」 日比谷線のホームで叫ばれました。まさかの展開。ちょっと、静かにして。

さらに「まほさん、自然に繋げって言ったじゃないですか!! しかも、カラオケに行くとか、誘ってるようなもんでしょ! そんなことして勘違いさせて!」と、突然責められたのです。「男友達と普通にカラオケ行きますよ! 女友達いないでしょ!」と言い返す私に、「じゃあ、どうしたらいいんですか? 男から距離を縮めないといけないし!! こうするしかない!!」と彼。

そこで、こう言ってしまいました。「だから、モテないんですよーーーーっ!!!!」 ここで電車がタイミングよく来たので、ありがとうございました、と言って飛び乗って逃げました。どんなデートだ…。

あー、もうやっぱやだー。オーソドックスアプリ、結局変な人ばっかり。6割妻夫木聡くんがいい…。帰りの電車でLINEがきているか、確認。きていない…。もうさっきの「より人間に近い蛇」のことはさっさと忘れよう。

6割妻夫木聡くんからのLINEはどうしたら来るようになるのだろう。そればかり考えていました。ネットで「遊び人の彼を追わす方法」「男を夢中にさせる方法」など、検索してしまっている私。だいぶ痛い? やっぱり連絡しないが1番?

そして、待ちに待ったLINEがきても、そっけなくしてしまう…? なんだか、いろいろと集中できない私、これは恋なのか? 次回を乞うご期待♪

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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