79歳がレジ袋に入れた1千万円寄付 武井壮「護衛して着いて行きたかった」

兵庫県伊丹市役所にレジ袋に入れた1,000万円を持参した理容師の男性が「就学前の子供のために使ってほしい」と寄付。

武井壮

27日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、兵庫県伊丹市役所に1千万円寄付した男性について報道。

番組独自の取材を行い、誠実な人柄がにじむ質疑応答に司会の谷原章介さんも感嘆の声をあげていました。


■子供を育てやすい環境を作るため寄付

兵庫県伊丹市役所に、レジ袋に入れた1,000万円を持参した男性が全額寄付をしたことで、世間が騒然となっています。

21日、伊丹市の理容師・古田喜久治さん79歳が、市役所の子育て支援課を訪れ、「就学前の子供のために使ってほしい」と職員に1,000万円を手渡しました。

町の小さな理髪店を営む古田さんは独身で子供はいませんが、店の前を通る保育園児を長め、「かわいい」と目を細める子供好き。近年では少子化問題に胸を痛め、「子供を産み育てやすい環境を作るために寄付をした」と語っています。


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■市役所職員「アワアワしていました」

伊丹市に理髪店を開いて23年、真面目に働きながらコツコツと貯蓄してきた古田さん。今回、寄付をするために1,000万円を引き出す際には、銀行で心配されてしまい、家まで警察官に護衛される事態に。

多額の寄付を手渡された市役所「子育て支援課」の職員は、同番組の取材に対し「目の前でその(お金の)厚みを見ると、始めての経験の金額でもありましたので、あまり相手に動揺が伝わらないようにと思ったんですけど、アワアワしていました」と驚きを表明しています。


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■未就学児支援のために使いたい

職員が寄付金の用途を尋ねたところ「子供のために使ってほしい」とのべ、未就学児支援の意志を示したという古田さん。中学卒業から約65年間働き続けて貯めたお金を惜しげなく寄付した彼の善意に、街頭の母親たちも「ありがたいと思います」と感謝。

市長から感謝状を授与された古田さんは、「深いことは考えていませんけど、ちょっとくらい役にたったらと思って」「うれしいというか楽しいというか、ものをもらうよりもいろんなものに喜んでもらうほうがね…」と、率直な胸の内を語っています。


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■武井壮「護衛して着いて行きたかった」

番組では古田さんへのオンライン生インタビューも実施し、実直な人柄がにじむコメントに司会の谷原さんも「年の瀬に心があたたまるニュースをありがとうございました」「本当にほっことり心が暖まる」と感嘆。

防犯の意図もありあえてビニール袋に入れてお金を持参した彼に、コメンテーターの武井壮さんは「護衛して着いて行きたかった」ともべ「このニュース見て素敵だと思ってくれる女性が現れるんじゃないかと…」という期待も口にしていました。


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(文/fumumu編集部・星子

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