悪口に対して、あまりいい印象を持っている人は少ないと思います。
しかし人の悪口を話して、盛り上がった経験がある人も多いのではないでしょうか?
■約半数、悪口は盛り上がる
fumumu編集部では全国10〜60代の男女992名を対象に、「人の悪口」に関する意識調査を実施しました。
その結果、「『人の悪口』は盛り上がる会話の一つだと思う」と答えた人は、全体で54.7%。
fumumu取材班は女性たちに、人の悪口が盛り上がると思う理由について話を聞きました。
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①ストレス発散になる
「会社で仲のいい人たちと飲みに行ったときには、必ず上司への悪口が話題に上がるんです。しかも悪口を話しているときが、一番盛り上がっているかもしれません。
やはり仕事をしていると、だんだんストレスがたまってきます。とくにうちの上司は自分の考えを押し付けがちなところがあるので、そんな嫌な体験をみんなで共有してストレスを発散しています。
お互いに気持ちを吐き出したほうが、心も楽になると思うので…」(20代・女性)
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②共通の話題のため
「会話が盛り上がるには、『共通点がある』ことが大切だと思うんです。人の悪口は、その要素を十分に満たしています。共通の敵のことを話していると、団結力が生まれる気さえしてくるんです。
本当ならば、もっと楽しい話で盛り上がりたいとの気持ちもあります。ただとくに職場の仲間との共通点となると、仕事にまつわる悪口になってしまうんですよね。
あまりいいことではないとわかっていますが、これからも悪口で盛り上がることはやめないと思います」(20代・女性)
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③秘密を共有するのが…
「人の悪口は、信頼関係のできた相手としかできない話題だと思うんです。言いふらすような人にうっかりと悪口を伝えてしまえば、大変なことになってしまいますからね。
そのような秘密を共有することによって、さらに仲が深まると思うんです。ただ注意したいのは、自分は嫌いだと思って悪口を言ったのに、相手はその人に良いイメージを持っていた場合ですね。
いきなり悪口を共有するのではなく、少しずつその人の考えを探っていくのがいいのかもしれません」(20代・女性)
つらい気持ちを誰かと共有することで、心を和らげているのかもしれません。
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(文/fumumu編集部・ニャック)