アプ活では秒でマッチングしてたのに… 結婚相談所で突きつけられたツラすぎる現実

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

「カジュアルな関係から真剣交際」を狙う私に、婚活アドバイザーは「それは、難しい。いや、無理」と一蹴。そして言われた意外な言葉は「結婚相談所に登録しませんか?」。

そんなマジなところに登録するのはちょっと…でも、私はすぐに揺れ出すのです。結婚相談所、ついに登録してしまうのか?! そして、世の中そんなに甘くない?!

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■本気(ガチ)のやつに挑戦

私のマッチングアプリライフはピークに達していました。朝起きて、2秒でマッチングアプリを開き、右スワイプ(いいね!)し続け、気づけば午後3時。それは「ただの廃人」と思う人もいるかもしれないけれど、「今日はどんな人に出会えるんだろう、この人とときめきの恋が始まるかも…」と思うと、私の指は止まりませんでした。

しかし、あの婚活アドバイザーのセリフが頭をよぎります。「結婚相談所に登録しませんか?」

カジュアルにハマってしまいつつも、こんなことは長くは続かないのはわかっていました。そもそも結婚相談所って堅苦しそうで…楽しいのかな? 気の合う人なんていなさそうだけど…。でも、絶好調中の私はテンションが上がっていることと、実際に結婚相談所で、とても良い人を見つけた人も知っていたため「まぁ、何でもやってみるか♪」という気持ちに。

そしていざ、私は婚活アドバイザーに連絡してみました。「結婚相談所なのですが…入会してみようかなと…」

「えっ! まほさん♪嬉しい!」と、すぐに入会への手続きが始まりました。結婚相談所は、有料だからこそダラダラやらないですし、独身証明書なども提出するので、安心ですよ! と、生き生きとしている婚活アドバイザー。

ところが、この結婚相談所によって、私が培ってきた、自信、自己肯定感、すべて崩れ去れます。「ああ、これが現実なんだな」と、思い知らされることになるのです。


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■いよいよ登録

結婚相談所もアプリをインストールし相手を探します。相手にいいねを送ったりするところまではマッチングアプリと一緒。違いは、間にカウンセラー的な人が入って直接的なやりとりはできないことと(私は婚活アドバイザーさんにやってもらいました)。まずは、お見合いをし「仮交際」や「真剣交際」に進むなどのルールがあること。「いいねの数も月に100回」など決まっていました。

アプリを開いて見てみると…全員スーツに太陽の下、笑顔の写真。みんな、言われた通りに指示を受けて写真を撮っているので少しぎこちない人もいる。それでも、個性というものはなんだか滲み出ている。

えー、ここに私が並ぶのかぁ。なんだか違和感あるなぁ~。と思いながらも、プロのカメラマンさんによる写真撮影の日程決めが行われ、すぐに撮影日となりました。撮影前に美容院まで予約してもらえるシステムまであり、髪をセットしてもらって、向かった先は、東京駅。皇居前にある綺麗な広場で撮影。

この日は、あいにく強風。セットした髪は、すぐに乱れました。写真撮影は慣れているはずなのに、どういう表情をすれば結婚相談所でモテるのかよくわからない。「かわいい~」「あ、今の表情いい~」など、テンションをあげてくださって出来上がった写真は…「結婚相談所にいかにもいそうな女性の写真のものまね」をしているようにしか見えず、これ、大丈夫かよ…と不安が。

肝心なプロフィール文には、芸人とは書かずに「マスコミ関係」と書くことになりました。場違いな感じがしましたが、いよいよ結婚相談所ライフがスタートしました。


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■突きつけられる現実

婚活アドバイザーに「たくさん申請きますよ、まほさんの運命の人、私が見つけたいっ♪」と言ってもらい感謝はしていたけれど、私の運命の人はマッチングアプリにいてほしいんだよなぁ。と思っていました。それでも探していくことにしました。

ここでは、マッチングアプリではなかなか出会えない人に会おうと決めました。せっかく有料なんだから、もったいない。

私は、全国のお医者様に申請をすることにしました。お金持ちを探そう。安定していて憧れる職業、お医者様。彼らに私は、もらっている「いいね」の限度である100を使いました。

北は北海道、南は沖縄まで100人。もうこれで今月は申請できなくなったけど、100人も申し込めば、誰かしらヒットするだろう。「お医者様の奥様か、私につとまるかしら…大変だろうな」「よくドラマで見る病院の権力争いとかあるのかな…」という妄想まですでに膨らんでいました。

1日経ち、朝、起きて、いつもならマッチングアプリを開くのですが、この日は、結婚相談所のアプリ。さぁ、私が申請した全国のお医者様♡お返事しないとっ! なるべく東京がいいし、お顔も良い方がいいわ♡と、思いながら、開くと…

「お見合い成立した件数は、0件です」

ん…? ゼロ…? そんなわけないでしょ。100も送ったんだから、25くらいなら、成立してるでしょ。ゼロって…。この時は「まぁ、皆さん忙しいのか」と気にしませんでした。

そして、次の日、また結婚相談所のアプリを開くと

「お見合い成立した件数は、0件です」

は? また? さすがに数人成立してると思ったのに、ゼロ?! ゼロマッチ?! 何これ。そして、次の日も、ゼロ。その次の日も、ゼロ。ちょっとこれは…酷いぞ…。婚活アドバイザーにクレームだ!!!

すぐ婚活アドバイザーにこの状況を説明すると、こう返ってきました。

「医者ですか…。彼らは、医者ってだけでモテますし、毎日毎日たくさん『いいね』きてるので、見きれないんだと思います。それに彼らは、もっと若い子にいってるんです」

なるほどな。私は、この時、すべて納得しました。


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■居心地が悪い結婚相談所

婚活アドバイザーは「医者はやめましょうよ、私はおすすめしません〜」と言ってくれましたが、違う。私が、医者に選ばれないんです。39歳。これが、結婚相談所での現実。だって何日経っても他の男性の申請もないもん。これが、真実。

やっぱり婚活は若いうちからするべきもの? ここにいる人達はきちんと仕事してお金払って、適齢期で登録してる。立派だと思う。自由に何年も生きてきた独身とはなんだか住む世界が違う気がしてきました。

凹みながらも、私は「結婚相談所、居心地悪いわー、私のマッチングアプリでの人気ぶり知らないの?」と、少しキレ気味でした。最近の自分の引きの良さとモテっぷりから変に自信をもっちゃっていたからです。しかし、ここにきて真逆の展開。

こんなに人気がない思いするなら、やっぱり私にはマッチングアプリしかない。

本気で自信を失う前に、焦ってマッチングアプリを開きました。もちろんカジュアルなアプリを。高速で右スワイプ。すると、2秒でマッチング。そして、すぐ来るお誘い。これこれ! ほら! どうだ! やっぱりこっちで私は見つけたい。会えたらこっちのもんなんだ、私は。会えない結婚相談所なんていらない! もうマッチングアプリで爆走するしかない!

すると、マッチングアプリでついに、史上最高のカジュアル男を見つけてしまうのです、しかもこの人に恋をしてしまう?! そんなの危険!

そして、文句を言っていた結婚相談所で少し流れが変わる?! 神様、これが、モテ期ですか?! 乞うご期待♪

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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