8日、俳優の中井貴一さんが、黒柳徹子さん司会のトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。
現在出演中のドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系)で共演中の俳優を称賛し、注目が集まっています。
■中井貴一の父は名優・佐田啓二
現在61歳の中井さんは、19歳の頃に俳優としてデビューして芸歴42年のベテラン。昭和の名優である故・佐田啓二さんを父に持つ二世俳優で、2020年には紫綬褒章も受賞しています。
徹子さんが「お父様、喜んでらっしゃるでしょうねぇ」と尋ねると、「どうなんでしょうね」と照れた表情も。「今自分が仕事しているのは、すべて父のおかげというか…」「父が僕に与えていることだと、42年たってもそう思っているので」「本当に父の代わりを、代わりはできないと思いますけど、生きられなかった分を自分が生きなければと強く思っています」と、亡き父への思いを明かしました。
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■松山ケンイチに「本当にいい俳優さんだなぁ」
さらに中井さんはある時、長嶋茂雄さんに「今までの野球選手で、一番憧れていた選手は誰ですか?」と質問したところ、長嶋さんは自分よりはるかに若い「イチロー」と答えたエピソードを披露。
引退をしても現役感を持ち、若い選手を「憧れ」と言うことができる長嶋さんに、感銘を受けたことを明かしています。
中井さん自身も後輩俳優にあたる松山ケンイチさんに対しそういった気持ちを抱いているもようで、「本当にいい俳優さんだなぁと思うので」「勉強になります」と評しています。
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■「本当に真面目」な俳優は…
「ほんと今の30、40代の俳優はすごいなぁと思います」と、松山さん以外の若手俳優の活躍に言及した中井さん。
若い俳優との共演時には、「努力をしないといけないと思います」「いい状態で芝居にのぞまないと置いていかれるっていう」という心がけも。
同局で放送中の『ザ・トラベルナース』共演者の岡田さんに対しても、「本当に真面目で…真面目さといい加減さがいい感じに交わっている」と称賛。
一緒に芝居をする上でも「すごいなぁとも思いますし」とのべており、徹子さんは「きっとこれをご覧になって泣いているわよ」と感涙予想も。中井さんは「そんな泣くようなタマじゃないですけど」と一笑に付し、そんな言葉からも2人の仲の良さが伺えます。
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■先輩から受け継いだものを後輩に
若い俳優に対する謙虚な姿勢を明らかにした中井さんですが、「僕たちが先輩から受け継いだものを、どこかで岡田くんたちの世代にパスしたいというか…」と先輩らしい気遣いも。
「口うるさくはいいたくないんだけど」としながらも、撮影の待ち時間にも岡田さんの質問に答えるなど有意義な時間を過ごせたもようで、「感謝しています」と満足げに語っています。
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(文/fumumu編集部・星子)