およそ1割の女性がアフターピルの使用経験あり 病院へ行き「驚いたこと」は…
昨年国内では薬局での購入検討が再開されたアフターピル。「現状」について調査した結果…。
避妊に失敗したとき…。女性にとって、いざというときに知識はあったほうがいい「アフターピル」。
fumumu編集部では、そんなアフターピルについての現状を調べてみました。
■約1割の女性「使ったことがある」
編集部が全国の10代~60代の女性569名を対象に「アフターピル」について調査を実施したころ、全体で10.7%の女性が「使ったことがある」と回答。
年齢別に見ると、10-20代の13.2%のほか、最も該当率が高かったのは30代で16.3%となりました。
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■「なにも分からず…」高額な費用に驚き
編集部が取材した30代の女性は「正直、アフターピルについて自分から詳しく調べたことがなかったです。そう言えば関心もありませんでした…」とコメント。
過去に一度だけ使用経験があるという30代女性は「避妊に失敗したときに産婦人科で処方してもらったことがあります。知識がなかったのでいざ必要となるとなにも分からず、当時はスマホで調べまくりました。費用は恋人が全額負担してくれましたが1万円くらいとかなり高額で驚きました」と話していました。
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■産婦人科医が紹介するサイト「ピルにゃん」
そもそも「アフターピル」とは妊娠を回避するための手段のひとつである「緊急避妊薬」。
タレント、SHELLYさんのYouTubeチャンネル『SHELLYのお風呂場』では、産婦人科医の高橋幸子さんが「避妊に失敗したとき、もしくは避妊なしの性行為があったときに72時間以内に薬を飲むことで望まない妊娠を80~90%防ぐことができる」と説明しています。
動画内では、高橋先生がアフターピルについて入手の方法や体への影響などを詳しく解説するほか「ピルにゃん」という各都道府県別に処方ができる病院やオンライン診療対応の病院を調べられるサイトを紹介。また、日頃からの避妊の方法についてパートナーと話し合える関係性を築くことも大切と話しています。
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■議論となる「薬局での購入」
90か国以上の海外では薬局で購入することができるアフターピル。日本ではいまだ産婦人科などを受診し、医師の診察を受けたうえでの処方が現状ではありますが、昨年には厚生労働省が薬局での販売を認めるための検討を4年ぶりに再開しました。
国内では少しずつ流れが変わってきている一方、副作用や簡単に入手できることへの懸念の声があがるなど議論も巻き起こっています。
自分には関係ないもの…と敬遠しがちなアフターピルですが、まずは「知識をつける」ということは始めてみてもいいかもしれません。
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