前澤友作によるお金配りの効果を語る見識者に… カズレーザーが放った“言葉”

「お金配り」の効果について語る見識者にカズレーザーさんが…。

メイプル超合金・カズレーザー

29日放送の『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ系)では、「お金と幸せ」について特集。

ZOZO創業者で実業家の前澤友作さんが行った「お金配り」について語る見識者に、MCを務めるお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんが持論を展開する一幕がありました。


■社会実験だった「お金配り」

経済学者、井上智洋さんを見識者として迎え「大金を手にした人間の意外な行動の変化」について紐解いた今回。井上さんは前澤さんが実施した100万円を1,000人に配る「お金配り」企画が「社会実験」だったと明かし、自身が「実験結果を分析する係」を担っていたと話します。

2019年に始まったこの企画は、当初は100人を対象にしたお年玉企画だったそうですが、翌年から1,000人に拡大し、かつ社会実験へシフトしたそう。


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■グループごとに使いかたを調査

この実験では、応募者のなかから抽選で選ばれた1,000人をグループA、B、Cに分け、現金の配布方法を変えることで行動や使いかたにどんな変化があるのかについて調査。

井上さんは、お金をもらったことで「平均勤務日数」や「自己成長のために勉強を始めた人」がむしろ増加したことや、グループによって使いかたに変化はありつつも、引っ越しや転職、起業、資格取得、貯蓄のために使う人が多かったと説明しました。


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■「監視バイアスがかかっている」

対象者には毎月アンケート調査を行なっていたとも話す井上さんですが、これにカズレーザーさんは「“監視バイアス”がかかっている」「報告義務があるだけで『自由に使ってるのかな?』と疑問ではある」と指摘。

これを受け、井上さんは抽選から外れた人にも調査を行ったと話し、むしろ当選した人のほうがギャンブルに行く比率が低かったことや、海外の実験結果でもお金をもらうことで麻薬やお酒を買う比率が下がった事例を挙げ「お金がないことでむしろ短視眼的になり長期的な計画が立てられない」と述べました。


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■個人で現金配布した体験談も…

「意外と人は賢くお金を使う」「人生の軍資金のような考え」とその有効性について語る井上さん。これにカズレーザーさんは、過去にDMで依頼してきた見ず知らずの人に「本当に遊びで」「月10万円くらい渡してた」体験談を語り「はたから見ると、あまり効果的なことはしてない、でも頑張ってる感じだけ出してるなって思う人は多かった」と振り返ります。

また「人間そんなバカじゃないって言うんですけど、そこまで賢くもないんじゃないかなって思う」とも語り、そもそもこれがベーシックインカム制度を見据えた実験であったことも踏まえ「前澤さんが配ったからみんなが良いほうに使った気がする」「有名な大金持ちが配ったほうが良さげ」と持論を展開しました。

『カズレーザーと学ぶ。』はTverで視聴可能

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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