人気男優が「質のいい精子」のために食生活で取り入れているものが判明
アダルト業界の作り手側で働く女・るいが、無限に広がる「性」の世界…ファンタジーを通して見る「リアルな性」の話を、本音でお伝えしていきます。
アダルト業界の作り手側で働く女・るいが、無限に広がる「性」の世界…ファンタジーを通して見る「リアルな性」の話を、本音でお伝えしていきます。
★これまでの話はコチラ
■「発射場所でOKなのは?」
AV業界では、出演を志望する新人さんには、まず初めに面接をすることがほとんどです。そしてその際にどこのメーカーでも、「面接シート」のようなものを記入してもらいます。これはエロに関して「今までどんな経験をしてきた」「こんなことが好き/こんなことが出来る」というのを確認するもので、いわば「エロの履歴書」のようなものです。
私もよく面接に立ち会うのですが、この面接シートは各々のエロに関する考え方が出ていてとても興味深いです。その中でも特に違いが出ていると思うのが、「精子」に関する考え方です。
「発射場所でOKなのはどこですか?」という質問に対して、「身体」「顔」「口内」「ごっくん=精子を飲む」といった項目があるのですが、「ごっくん」に丸をつける女性が1,2割程度しかいないのです。
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■「ごっくん」に憧れていた私
さて、ここで個人的な話になるのですが、中学生の頃、エッチなことに興味深々だけどまだAVなどが見られない私は、エッチなシーンへの期待半分で、ある小説を呼んでいました。その中では、ヒロインの女性は「精子を飲むこと」が性癖で、当然のように男性の精子を飲んでいました。
当時その小説を擦れるほど読んでいた私は、その「精子を飲むシーン」がとても素晴らしいもののように思えてしまい、「私もいつか好きな男性の精子を飲みたい」と思うようになっていました。
そして実際、高校生になり彼氏ができた際、まだセックスをするには怖かったので前戯だけしていたのですが、そのほとんどで口に射精をしてもらい、そのまま飲んでいました。夢が叶うようで、また相手の一部を吸収するようでうれしい、という気持ちでした。
大学生になりセックスを解禁してからも精子に対する興味は尽きず、色々な人に精子を飲ませてもらったり、出された精子を舐めたり、といったことをよくしていました、というより今もしています(笑)。
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■聞いて広がる自分の性癖
ここまで書いた話はあくまで私の個人的なものですが、驚かれる方も多いのではないかな? と思います。入社して、色々な方の面接シートを見るうちに、「ごっくん」が多くの人にとって相当抵抗のあるものだと知ることになりました。それどころか、「精子自体が苦手」という人もかなりの割合でいるのだということが、私にとっては衝撃でした。
女の子同士で、「どんなセックスをした」や「どうやったらイケる?」といったような話をすることはあっても、ちょっと変わった性癖に関してはあまり話す機会がない、というより、その話題は避けているような傾向にあると思います。もし自分が異端だったら、周りを引かせてしまったら…という考えは至極当然のものだと思います。
しかし、性に関する考え方は本当に十人十色で、逆に言うと何が異端で何か普通なのか、といった概念もあまり深く考えなくて良いのではないか、と思います。それだったらいっそ、男女問わず「私はこんなことが好き」と話して、知らなかった他人の性癖を知ることで、自分の性癖の幅も広げていった方が、長い目で見ればきっと得だと思うのです。
ぜひ皆さんにも、セックスライフを楽しむために、色々な話から自分の性癖を見つけてほしい、と思うので、私が「ごっくん」をする中で興味深かった話をひとつお話ししたいと思います。
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■実際にあった「ごっくん」の話
実際に口にしたり、噂に聞いたりしている方はご存じだと思うのですが、精子というのは大概苦い/渋いもので、どこか独特な香りがします。私自身は「ごっくん」という行為が好きなだけで、味そのものに関しては正直別に好きというわけではありません。
ある日、ほぼ初対面の男性とセックスをすることがあり、射精自体はコンドームの中にしたのですが、私はその味が気になり、試しに少し舐めてみました。すると、その精子が甘く、少し美味しいくらいだったのです。
私が彼に「不思議な味がする」と伝えると、彼は「ひょっとして…甘い?」と聞いてきました。なぜ分かったのか尋ねたところ、「精子の成分と俺の食生活から考えると。タンパク質は基本的にプロテインからとるようにしているから…」との分析を披露してくれました。
彼は職業がシェフで、自分の身体を作るものに対して人一倍気にする人だったのです。実際、彼の精子はとても飲みやすく、初めての経験になりました。
男優さんに聞いても、普段から精子の量を増やしたり味も良いものにしたりするため、食生活、特にたんぱく質にはとても気を使っているそうです。
もしごっくんに興味があるけど勇気が出ない、という女性の方は、相手にしたい男性にこっそり食生活について尋ねてみるのも一つの手かもしれません。また、ごっくんをしてほしい、という男性の方は、まず自分の精子をおいしくするためにタンパク質を見直してみると、「俺の精子おいしいと思う」と胸を張って言えるかもしれませんね。
もちろん、男女ともに性癖の強制は禁物ですよ!
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(文/fumumu編集部・るい)