『凡人』を国語辞典で調べてみると…　マツコも驚き「ひっどいねこれ！」

「凡人」の一語について深く語るマツコ・デラックスさんに、視聴者からも多くの反響が。

2022/11/09 12:00

8日放送の『マツコの知らない世界』（TBS系）では、「辞書作りの世界」を特集。

タレントのマツコ・デラックスさんが、「凡人」の一語について深く語った一幕がインターネット上で注目を集めています。

■辞書によって異なる「凡人」の解説

同日の放送には、辞書編さん者・飯間浩明さんが案内人として出演。

そのなかで、伝統や理想を重んじるものや、現代語や実例を重視するものなど、国語辞典にも個性があるとして「凡人」という言葉を例に、8つの辞典の引き比べが紹介されました。

まず広辞苑には、「とくに優れた所のない、普通の人」とあり、その隣に記載されている「凡人には理解しがたいー」という例文に、「『凡人には理解しがたい』を、例文として載せてるんだったら、なぜ理解できないことを凡人で例えたんだっていうさ、その凡人の深さがもうちょっとほしいわよね」とマツコさん。

「“凡人には理解しがたい”ってもう一個側面があるじゃない。自分のことをとくに凡人だと思ってない人でも、ちょっと行き過ぎたことをしてる人とか、ジェラシーが入った人に対して『凡人には理解しがたいわよね』って、揶揄で使う使いかたあるよね」。

「あんなになるぐらいだったら凡人のほうがマシだよね、っていう意味の『凡人には理解しがたい』もあって、凡人って良い風に使われるときもあるのよね」とマツコさんが話すと、飯間さんも「そう思います！　例文に納めるにはもったいないですね」と深く共感。

マツコさんは続けて「もったいない、これは。『凡人には理解しがたい辞典』ができますよ」「おもしろいね～！」と話し、スタジオの笑いを誘いました。

続いて、独特な解説でファンも多いという新明解国語辞典には、「自らを高める努力を怠ったり、功名心を持ち合わせなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人（抜粋）」とあり、これにはマツコさんも思わず「ひっどいねこれ！」と驚き。

これには視聴者からも「新明解の凡人の項目面白すぎる」「いや、もう悪口やん（笑）」と驚く声が。また、「さすがマツコさん言葉の感覚が鋭い」「『凡人には理解しがたい辞典』て（笑）それ読んでみたい」と、『凡人』の一語で盛り上がるマツコさんと飯間さんのやり取りも多くの反響を呼んでいます。

（文／fumumu編集部・衣笠あい）