ダスティン・ホフマン『レインマン』(1988年):「イケオジ」作品のススメ

オーバー40男優「イケオジ」のススメ:ダスティン・ホフマン。極彩色のレジェンド。

■サヴァン症候群の兄

ダスティン・ホフマン
(引用:IMDb.com, Inc)

そんなホフマンは、極彩色豊かなハリウッド映画の第一線で活躍してきたレジェンドのせいか、個人的には、アメリカらしい明るい色の作品が似合う気がします。

そこで一番のおすすめは、ホフマンに二度目のアカデミー主演男優賞をもたらした1988年の『レインマン』です。

本作でホフマンは、発達障害を持ちながらも、一度見ただけで本の内容を覚えてしまう驚異的な記憶力を持つ、サヴァン症候群の兄レイモンドを好演。

亡くなった父の遺産目当てで、兄を強引に連れ出す弟チャーリーを、トム・クルーズが演じています。


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■『レインマン』はだれなのか

ダスティン・ホフマン

チャーリーは、障害を持つ兄を利用しようとする「人でなし」として登場。実はタイトルの『レインマン』は、チャーリーにとって、純粋な子どもだった自分の鍵を握る言葉なのですが、レイモンドと共にすごすうち、次第に変化していきます。

一方、昔からずっと変わらない兄レイモンド。その2人の線が繋がった時、見つかる真実は、例え雨が降っていても、色鮮やかな原風景だといえるでしょう。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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