アプ活で出会った20代のイケメン男子 悪気なく放った「売れ残り」発言にグサリ
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
■カジュアルな関係はなしで
ビデオ通話が終わりに近づくと、私は、気になりました。この人、何でマッチングアプリTやってるんだろう？ 「カジュアルな関係」目的？ よし、自分から言ってみよう。「マッチングアプリTってヤリモク多いんですよ。そういうのは、なしで、また良かったらお話しましょう」。
誘われてもいないのに、自分からカジュアルな関係を断ってみました。すると…「わかりました、またお話聞きたいですね！ LINE交換しましょう」。あら！ 受け入れてくれた！ ということは、まとも？ やったぁ！ ビデオ通話からの会う約束を取り付けた私は、とてもはしゃいでいました。
すると、わりとすぐに彼からLINEがきました。「焼き肉行きたいですね」。きた！ しかも焼き肉！
「探しておきますね」。レストラン予約だ！！ 大好きなレストラン予約！ この人、だいぶ素敵かもしれない…。この前のプロフェッショナル仕事の流儀な姿と、レストラン予約だけで、もう、私の中で勝手に恋人候補でした。
その後、いまだに忘れられない一言を聞いてしまうことになるとは知らずに…。
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■焼き肉デートでショッキング
焼き肉デート当日は、中目黒の改札で待ち合わせしました。そして「まほさん！」と登場したその彼に、私は驚きました。「写真超えどころか、ビデオ通話超えだ！！」。かなりのイケメンで、清潔感もあり服装もおしゃれ。身長は180センチ以上はあるように感じました。
何この人、当たりの中の当たりじゃん。一気に緊張してきました。私、おばさんだけど、大丈夫かな？ 釣り合ってるかな？ 不安な乙女心まで湧いてきちゃってました。
「今日はここは僕が出しますんで、好きなもの食べてください」と話す彼に、ほんとにかっこいいなー♪ もう全て完璧じゃないですかと有頂天でした。
彼は、焼き肉を焼きながら「僕、まほさんのこと、わかっちゃったんですよ」と話し、電話を切ったあとに私を調べて、見たことある、知っていると認識していたこと、YouTubeも見たことを伝えてきました。嬉しいけれど恥ずかしい…マッチングアプリデートではお笑いの話をあまりしたくありません。でも、結局お笑い芸人だと知られると、やっぱりこうなっちゃうんだよな…。
一方で彼はとても興味津々のようで「マッチングアプリって他にどんなのやってるんですか？ ちょっと見てみたい」と言ってきました。私はたくさんのアプリを見せながら、あるあるを話したりエピソードも話しました。
そして、私のスマホを覗きながら彼は「うわー、40代もけっこう多いですね」。そして、ショッキングな一言をボソッと放ったのです。
「うわー、こんな歳まで何やってたんだよ。売れ残り感すごい…」。
■悔しさから生まれる執着心？！
ああ、今も書きながら、なんだかグサッときます。これが、20代の真っ当な現実的な「ひとこと」なんだと、わかりました。
焼き肉を食べ終わり、一緒に夜道を散歩しましたが、会話はあまり覚えていません。彼はいっさい悪気ないですし、その言葉が出る気持ちもわかります。この人はきっと、計画通りに35歳くらいまでに結婚して、それまでに出世もして貯金も相当ある予定なんだろうなと。そう感じました。
売れ残り？ 人それぞれじゃん、別にいいじゃん、結婚してないからって売れ残りなの？ と思いながらも、すごく現実的なことを言われた気がしてしまいました。
「じゃあ僕、この後まだ仕事なんで」と、中目黒の坂道を登って消えて行く彼の背中を見ていました。私は「なんか…悔しい…」と呟きながら、家まで2時間も歩いて帰ってしまいました。
悔しいはずなのに、彼のことが気になりました。10歳も年下で、しかも「売れ残り」発言。私に言ったわけではないですが私に言った気がしてるので、もうやめればいいのに、私はLINEを送り続けてしまうのです。
悔しいけれど、この彼から学ぶものがある気がしていました。しかし、何回かは返信がありましたが…そのまま徐々に未読スルーされる日々となりました。やっぱりカジュアルな関係を最初に断ったからメリットなし？ 結局タイプじゃないから？ お笑い芸人とただ飲んでみたかっただけ？
こんなモヤモヤする私に、次回は謎の婚活アドバイザー達がどんどんむらがってくる！ やっぱりもう婚活するには時間がない？！ 乞うご期待！
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（文／fumumu編集部・こいで まほ）- 1
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