草なぎ剛が映画『サバカン SABAKAN』で魅せる佇まいは必見

■変わらない情熱と愛情の記憶

その中で、大人になった久田孝明に扮する草なぎさんの佇まいは見事。本作は、久田が昔を振り返る形で話が進むため、草彅さんの登場はほんの少し。

ですが、小5の時に培った竹本との友情が、大人の久田の基盤をなしているのがよくわかるのです。

それほど共感度の高い本作は、年を重ねる間に理不尽なことはたくさん起こるけれど、それでも変わらない内に秘めた情熱や愛情の記憶があれば、明日に向かっていけるのだと教えてくれるでしょう。

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（文／fumumu編集部・尾藤 もあ）

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