茂木健一郎、“三日坊主”に持論 「続くか続かないかという視点で見るから…」
茂木さんならではの意見に「気持ちが切り替わりました」といった反応も。
■「誰でも継続する力を身につけることができる」
過去の投稿では「三日坊主をなんど挫折したとしても、全く気にせずに、罪悪感すら感じることなく、ただ淡々と、また三日坊主を立ち上げればいい」「たったこれだけの認知的ハックをすることで、誰でも継続する力を身につけることができる」と記している茂木さん。
別日には「できない日が数日続いたとしても、顔色さえ変えずにまた三日坊主を立ち上げればいい、また挫折したら、また三日坊主を立ち上げればいい」という投稿も残しています。
「継続すること」に重きを置くよりも、都度仕切り直し、行動をする「確率を上げる」ことに焦点を当てたほうが、より継続につながるということを呼びかけています。
学ぶことにせよ、仕事にせよ、今までやっていなかった新しいことをやろうとするならば、その時に「立ち上げ」をしなければならず、そこに関わる脳回路(前頭葉や線条体や大脳基底核など)がそのような活動をするから、それが偉い。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 25, 2022
また、残念ながら3日で終わってしまったとしても、そのことで「あー私はダメだ」「長続きしなかった」とマイナスの自己評価をしたとしても、そのような自分を外部から見る「メタ認知」が立ち上がっていることが偉い。メタ認知がないよりもある方がよほど偉い。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 25, 2022
つまり、三日坊主で続かず、そんな自分にがっかりしたとしても、何か行動を起こそうとしたこと、続かなかった自分にダメ出ししていること、そのような脳の働きが実に立派なのであって、それだけとっても「三日坊主は偉い」と自分で自分を褒めてあげればいいのである。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 25, 2022
そして、常々言っているように、三日坊主も100回繰り返せば300日坊主になるわけだから、結果として続くことになる。その度ごとに、今解説した脳の働きも立ち上がる。さらに、そもそも「確率モデル」で自分を評価すればいいということもある。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 25, 2022
続くか続かないかという視点で見るから「三日坊主」という否定的な評価になるわけで、そうではなくてある行動をする「確率」過程が毎日続くと思えば、ベストエフォートでその行動をする確率を少しでもあげていけばいいのである。もっともそこには三日坊主のドラマティックはない。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 25, 2022
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)- 1
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