ラッセル・クロウ『ある少年の告白』(2018年):「イケオジ」作品のススメ
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:ラッセル・クロウ。アウトローの真骨頂。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『ソー:ラブ&サンダー』の公開を記念して、本作でギリシャ神話に登場する全知全能の神、ゼウス役で登場するラッセル・クロウです!
■将軍から奴隷へ
ラッセル・クロウといえば、帝政ローマ時代の剣闘士に扮した『グラディエーター』(2000年)で、アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優として有名。
クロウ演じるマクシムスは、もとはローマ軍将軍でありながら、皇帝の権力争いに巻き込まれ、家族を失った上、自身も奴隷の身分に落とされてしまった主人公。やがてマクシムスは、「グラディエーター」として頭角を表していくのですが、その特異なキャラクター設定から、「規格外のアウトロー」のイメージがクロウにはあります。
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■クセのあるアウトロー
同作でオスカーを受賞したこともあり、クロウには、「誰もが共感するヒーロー」より、「マニアにはたまらないクセのあるアウトロー」役が似合います。
実際、現在公開中の『ソー:ラブ&サンダー』で、クロウが演じるゼウスは、ギリシャ神話に登場する「神様」ではありますが、元来私たちが持つ「崇高な神様」のイメージとは遠く、本妻がいながら浮気三昧の「ダメ神様」がオリジナル。
1964年4月7日、ニュージーランド生まれのクロウが、「アウトローな神様」になりきっているのはさすがです。
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