やり場のない怒りが抑えられず、どうしていいかわからなくなることは、誰もが経験しているでしょう。
誰かに当たってしまっては、人間関係もこじれてしまいがちです。しかし、溜め込み続けるのも、精神的に追い詰められるので良くないですよね。
どのようにして気持ちを落ち着ければいいのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
■心の中で怒っている女性
fumumu編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「イライラすると物に当たることがある」か調査を実施しました。
あると答えた人は、全体で36.4%。3人に1人でストレスを物にぶつけて発散することがあるのです。
性別・年代別では、すべての年代で男性よりも女性の割合が多くなっています。
優しそうに見える女性も、心の中では怒っていることだってあるのです。
「表面上はいい顔をしているから、周囲には『いつも優しい人』って思われているみたいです。でも本当は腹立つことを心の中で抑えて、ヘラヘラしているだけ。
家に帰っても怒りが収まらないときには、クッションとか殴って発散をしていますね」(20代・女性)
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■バイトはイライラが多い立場
20代の女性に絞ってみると、会社員よりもパート・アルバイトの割合が高くなっています。
仕事上で苛立ち覚えることも多いようです。
「店長が気分屋すぎて、ものすごく振り回されています。機嫌がいいときには優しいのに、嫌なことがあるとバイトの私たちに当たってくることも…。
こっちもやり場のない怒りを抱えるので、見えないところで壁を蹴るなどしてしまいます」(20代・女性)
「やる気のない社員の人がいるのですが、その人の行動のすべてに腹が立ってしまう状態です。自分は一生懸命働いていても立場が低いままなので、不満がその人にいってしまうんでしょうね。
ついキーボードのタイピングが強くなってしまい、他の人が心配して声をかけてくれたこともあります」(20代・女性)
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■怒りを溜め込まないために
仕事中に楽しみながら、正当に怒りをぶつけている賢い人もいました。
「うちの職場はダンボールだらけで、それを片付けるのも仕事のうち。殴ったり叩いたりしていても変に思われないから、そこでストレス発散をしています」(30代・女性)
嫌なことを溜め込んでしまうと、そのうちに爆発をしてしまいます。そこで人に当たるわけにもいかないので物に当たるのでしょう。
相手を気遣いながらも自分の意見を言う練習をしていくと、物に当たることが少なくなるかもしれません。
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(文/fumumu編集部・ニャック)